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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

12月のレター

 寒さもひとしお身にしみる頃となり、今年もあとわずかになりました。慌ただしい年の瀬ですが、気持ちは焦らず穏やかに、しかしきりっと過ごしたいものです。

特に冬至を迎える頃は今年一年の整理等で次々としなければならないことが押し寄せ、疲れがピークに達すると感じる事も多くなりますが、そのような中での“冬至風呂”は日常の多用さを忘れさせてくれる嬉しい風物詩です。日本では江戸時代から、冬至の日に柚子を浮かべた湯船に入浴する習慣があります。寿命が長く病気にも強い柚子の木にならって、無病息災を祈る風習だといわれていますが、実際に柚子風呂には血の流れを良くする効果や、冷え性や神経痛、腰痛などを和らげる効果があるとされていて、昔から「柚子湯に入れば風邪をひかない」と言われています。

 『今日はしも 柚湯なりける 旅の宿』という俳句を高浜虚子が読んでいるように、以前は冬至の日に柚子湯を用意する銭湯もあり、旅の人にとっても柚子湯は冬至のささやかな楽しみであったのでしょう。

 柚子湯とは、柚子の果実をそのままお湯に浮かべるだけですので、超簡単。もっと香りを楽しみたい方には、後の始末は少し手間がかかりますが、厚めの輪切りを浮かべるとよいでしょう。赤ちゃんや高齢者などの皮膚が弱い方は、輪切りにした柚子の果実を熱湯で20~30分蒸らし、その後布袋に入れてお湯に浮かべると良いそうです。ぷかぷかと浮かぶ柚子の香りを楽しみながらゆっくり温まれば心身がリラックスし、快眠や朝のさわやかな目覚めそして美肌が約束されることと思います。

 また、冬至に食べる食べ物として、かぼちゃがあります。“冬至にかぼちゃ”は緑黄色野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪などの病気への抵抗力をつけようとした先人の知恵で、代表的な料理としてかぼちゃの煮つけがあります。残念ながら私はかぼちゃ独特のホクホクした甘い食感が苦手で、女子ですが、カボチャが好きではありません。そこで、カボチャが柔らかく甘くならぬように、薄切りで炒めたり、焼き肉と一緒に軽く焼いたりして美味しく頂くことにしています。今年の冬至の日は12月22日、日曜日ですから、久しぶりのお休みの日と決め、焼き肉にかぼちゃを添えて美味しく頂き、その後タップリの柚子を入れた風呂に入ると決めました。冬至の祝福を受け、「もう少しでお正月、年末のラストスパートを走り切ろう!」と気持ちを新たに、元気に年末の仕事を片付け、新年を迎える準備もしたいと思います。

 もうすぐ令和元年も終わりますが、今年も様々な出来事がありました。自然災害や事件など悲しいニュースもありましたが、よいこともありました。特に新天皇が即位され、“令和”という新しい時代を迎えたことは、輝かしい未来への希望です。
古式ゆかしき伝統行事を見ていると、歴史があるっていいな、日本人でよかったと、つくづく感じます。

 また、ラグビーワールドカップが日本で開催され大いに盛り上がったことは記憶に新しく、若い選手の活躍には多くの人々が笑顔となりました。ラグビーで流行語として取り上げられた『One for all, All for one』という真の意味を、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」と間違って覚えられた方も多数おられますが、正しくは、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」という意味です。ラグビーというスポーツは、ポジションごとの役割が定まっており、体格もスキルもパワーも違う15人が集まり、仲間を信頼してゴールにボールを運ぶという目的に向かって、初めてチームが成り立つのです。

 これは社会においても同じで、組織の中では「誰が優秀か」ではなく、それぞれの役割を実直に果たしながら、チームが一つの目的に向かって、お互いが尊敬しあい、信頼し、「自分の考え」をもって前に進んでいく、ということだと私は思います。弊社もそのような会社でありたいし、皆様の会社や家族においてもそのような関係であってほしいと願っています。

 私どもは今年なすべき皆様への仕事のご提供の漏れがないか今一度、きちんと確認させていただきます。皆様も今年中にすべきことの漏れがないかご確認の上、笑顔いっぱいで新年をお迎えくださいませ。そして、令和二年も引き続き、明るく楽しく元気よくご一緒くださいますようお願い申し上げます。

今月のイラスト