晶子の徒然草
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
秋深く、紅葉が目を楽しませてくれる季節の到来です。寒さが厳しくなるにつれ枯葉が舞い散り、葉を落とした木々が目立ち始め冬の訪れを教えてくれます。四季を感じるためには常緑樹でなく、やはり落葉樹が時の移ろいを明確に教えてくれます。葉がすべて落ちてしまいますと、とても寂しいのですが次の新緑が待ち遠しく、期待が膨らみます。このお便りが皆様に届く頃、弊社の社員を自宅にご招待して打ち上げ会を計画しておりますが、春の新緑を期待するように、弊社の社員が芽を出し成長し花が咲き実をつけてくれますように、精一杯おもてなしをしたいなと考えております。
弊社の近くには、学問の神様として有名な大阪天満宮がありますが、先日そこを通りましたら、ちょうど七五三の御参りの方達がいらっしゃり、かわいい着物を身にまとった子どもたちに目を奪われました。やはり、日本人には着物がよく似合いますね。お人形さんのような可愛らしさに、私まで笑顔満開です。いつの時代でも子供たちの健やかな成長は親の願いであり、日本の伝統行事である七五三は、伝統美である着物姿が決まる私の大好きな微笑ましい行事です。
人の一生には、いろいろの節目が好むと好まざるとに関わらず存在しています。 通過儀礼という言葉は人類学の言葉ですが、人が社会的に次のステップに移るときの儀礼と言う意味であり、 誕生、幼少年から成人、結婚、死亡時などが重要に考えられてきました。 日本人の民族衣装としての着物が、人の節目のこれらいろいろの行事に持つ役目もまだまだ大きいものがあります。 改まった衣装を着ることで、祝う・寿ぐ・喪等の心を、より丁寧に周りの人々に表明出来るからです。
子供が生まれると、男子は生後三十一日目、女子は生後三十三日目にお宮参りするのが一般的で、祖母に抱かれ着物にくるまれ、両親とともにお参りします。このお宮参りに続く子供の通過儀礼が、11月に行われる「七五三参り」。まず最初の三つ参りの由来ですが、昔幼児はなかなか育たず、7つまで育って始めて人間になるとされており、それまでは老人と共に神の範疇(生命がすぐに失われる証、亡くなって神の世にいってしまう現象)とされていたことに起因します。ようやっとここまで大きくなったと寿ぎ、感謝と共にこれからもどうぞお守りをと神様にお参りをしたのです。生まれて七日め(お七夜)に産毛をそり坊主頭にしてあったのを、三歳の春から伸ばし始め、女の子はこれ以後夫に先立たれる以外は切らず伸ばすままにしておく3歳になると行われた平安時代の“髪置きの儀”がこの三つ参りの起源のようです。この三つ参りに子供は新調の着物(おべべ)を着てお宮参りをしますが、私も娘のために新調した三つ身の着物を今もしっかり、大事に保存しています。着物を着るときにふと和箪笥の中に見つけ、取り出して眺めているだけで、とても幸せな気持ちがします。不思議ですね(*^。^*)
私事でございますが、そんな一人娘が先月、10月18日に結婚致しました。相手は高校時代から付き合っていた男性で足掛け10年以上の交際期間とか、薄々は気づいておりましたが、長持ちするものですね。これからは二人で協力して、幸せな人生を送って欲しいと願っています。私は仕事が生きがいで、子育ては人生最大の幸せな趣味であると公言してきましたが、果たして娘は働き蜂の母をどう見ていたのか、母としては自信がありません。ただ、何とか司法試験に合格し現在は弁護士として勤務しておりますので、仕事を通じて人の役に立つという思いは引き継いでくれているのではと思っております。
結婚式での明るく楽しい賑やかな家庭を築きたいと紹介されており、子供の頃に随分寂しい思いをさせた親としては少々忸怩たる思いに捉われました。いつか子を持ち、仕事との狭間で右往左往する経験を積み、親を理解してくれたら嬉しいなと思っておりますが、甘いかな~。
でも、いつの日か税理士の母と弁護士の娘として、相続のプロ中のプロとして、税金と法律の両面を完全に掌握した最強のコンビとなり、私の大事なお客様のお役にたてることができたら、本当に嬉しく思います。娘が経験と場数を踏んでそうなれるまで、私自身も現状に甘えることなく元気を保ちながら切磋琢磨して、これからもまだまだ頑張りますので、楽しみにしていてくださいませ。よろしくお願い申し上げます。
一朝ごとに冷気が加わり身も心も引き締まり、霜が朝日にキラキラと溶けていく様子に清々しい一日の始まりを感じられるようになってまいりました。総選挙が行われ、税制改正等が通年よりも遅れることが確定し、来年早々、税制改正原稿の執筆と確定申告がダブルで私に迫ってくることが確実となりました。くたくたになりそうな毎日が私を待っていますが、それでも皆様のお役に立てるように全力を尽くしながらも、たおやかな日々を過ごしたいと思っております。皆様も冬に向け、しっかりと元気よくご準備下さいますよう、お願い申し上げます。