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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

7月のレター

 今年の大阪は梅雨に入ってから片手で数えるくらいしか雨が降らず、統計開始以来最も早い梅雨明けとなりましたが、梅雨明け宣言が出された後に豪雨も含め雨の日が続くという不思議な現象が続いています。アジサイもそろそろ終盤を迎え多く、猛暑が本格的にやってまいりますので、熱中症や水不足に注意して暑さに負けずにお過ごしくださいませ。

 そんな暑さを紛らわせてくれるのが、最近いただいて育て始めたメダカです。最初頂いた時には数ミリで泳いでいるかどうかも目を凝らさないとわからないほどの小ささでしたが、今では赤、青、銀色と判別できるようになり、体長も1.5センチほどにまで成長しております。その小さな体で30㎝ほどの睡蓮鉢の中を泳いでいる姿を見ると、嬉しくてかわいくて心を癒してくれます。

 メダカに赤や青があるとは思っておらず、「え?赤や青のメダカ!光るメダカ!金魚じゃないの?」と驚きました。メダカは、黒色素胞・黄色素胞・白色素胞・虹色素胞の4種類の色素細胞をもっており、この色素胞の有無や多い少ない、分布によって品種が決定し、長い時間をかけて固定されていきます。メダカは2000年ごろから品種改良が盛んになり、今では500種類ほどに増えていますが、実際改良メダカの形質(体色や体形などの特徴)は多くなく、約40種類の形質の組み合わせにより、多くの品種が作りだされています。我が家のメダカは、みゆき(輝き)、銀龍(青)、ヒメダカ(赤)の三種類です。

 一番人気のみゆきメダカは他の種とは決定的な違いがあります。その違いは頭から尾びれの付け根やヒレなどに現れる美しい輝きで、普通種の体型にも関わらず非常に美しい輝きを放ちます。それはグアニン色素と呼ばれる本来は魚のお腹などでシルバーに輝く色素が背中など全身に見えているためとされており、 現在でもこのみゆきメダカなどにみられる輝きがなぜこうなったのか解明されておらず、他とは違った輝きが人気を誇っています。

 銀龍は、その名のとおり青みを帯びた体色が特徴的なメダカです。派手というほど青色が際立っているわけではありませんが、落ち着いた色合いが水槽や睡蓮鉢など、さまざまな飼育環境に合います。原種に近いため、丈夫で飼いやすく初めて買う人の最初の1匹としてもおすすめだそうです。

 ヒメダカは原種の突然変異から生まれた品種で育てやすく、黄色~オレンジ色の体色は品種改良によって固定されたもので、原種と同じ体型をしています。

 品種によりますが、初心者でも比較的育てやすく、多少放っておいても逞しく育ってくれるという、まさに私にピッタリな生き物です。飼われているメダカの寿命は2~3年だそうですが、頑張って上手に長く楽しみたいと思います。

 さて、夏と言えばお祭り。今年は3年ぶりに日本三大祭の一つである天神祭りが復活します!しかしやはりコロナを考慮しての開催なので、陸渡御(りくとぎょ)のみで、残念ながら船渡御(ふなとぎょ)と奉納花火は実施されませんが、お祭りがあるというだけでも嬉しくなんだかワクワクします♪なかなかコロナの完全終息とはならず難しいところもあるのでしょうが、来年こそは完全な形で天神祭が復活するのを期待しています。

 ようやく今年の税制改正が詳細までわかってきましたが、そうなるとそろそろ来年の税制改正が気になります。中でも、相続税と贈与税の一体化は最も気になる点です。この改正はまず、「資産の世代間移転を促進するための税制」と「資産移転の時期の選択に中立的な税制」のあり方に二分されており、主として贈与税に関する問題ですが、相続税制と密接な関係があります。よって、現行の法定相続分課税方式を前提として贈与税の課税制度のあり方が検討され、当面は現行の法定相続分課税方式が維持され、今後の財産贈与の動向や贈与税の課税状況等を踏まえて相続税の課税方式のあり方について改めて検討されると思われます。このような状況と税制改正の経緯を踏まえると、「資産の世代間移転を促進するための税制」については、基礎控除や税率等を含め暦年課税制度が見直され、「資産移転の時期の選択に中立的な税制」については、相続財産に加算する贈与年数を5年から7年に延長するなどの対処や、相続時精算課税制度を検証して改善することによって対応されるのではないでしょうか。

 いよいよ夏本番。暑さも本番となって参りましたが、体調を崩されませんよう、楽しく元気にお過ごしください。

今月の写真