晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
さすがの猛暑も長月に入り少し穏やかになってきましたが、まだまだ日中は暑い日が続いております。葉月の異常な暑さとその後の台風で、花壇の片隅で栽培していた夏野菜は大半が実らず不作の年でした。ところが、一度は枯れたと思ったキュウリが自動潅水装置の復活と共に生きかえって実り始め、週に3本、4本と大きなキュウリが収穫できましたが、週末にしか収穫しないため、育ちすぎたふとーくて大きなきゅうりが出現したのです。一番の食べ頃に収穫するのは、働き盛りの私にとっては至難の業です。せっかく育てたのですから美味しく食べたいと思い、少し緑を残してピューラーで皮を剥き、出汁と醤油と酒で瓜のように 20 分くらい煮た後よく冷やしてみたところ、さっぱりして家族にも人気な料理となりました。キュウリが余ったときなど、お酒のあてやご飯のお供に重宝する調理方法ですので、一度チャレンジしてみてください。
前回お知らせしたスーパーブルームーン(一年で月が最も地球に近づく満月の日)は8月31日でしたが、本当にきれいで大きくまん丸でした。東日本や東京では曇りがちだったそうですが、大阪はよく晴れてくっきり見えて感動しました。お月様を見ていると、幼少時のウサギの餅つき、皆で楽しんだお月見の宴、月面着陸の宇宙船など、楽しい思い出や見果てぬロマンあふれる夢宇宙に心が奪われ、いろいろな思いが去来しキラキラ星と共に胸が躍ります。
このような秋の到来を感じさせる素敵なお花といえば、コスモス(秋桜)。通り沿いの小さな庭で整然とコスモスが揺らめくのに憧れ、何度も種まきに挑戦していますが、一向に咲き揃いません。”コスモス(cosmos)”の語源は、ギリシャ語の「秩序・調和・美しい」という意味の「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来しており、このことから、星がきれいにそろう宇宙のことを cosmos と呼び、また花びらが整然と並ぶこの花も cosmos と呼ばれています。花びらは太陽の光が透けるほど薄く、線のようにも見える葉が繊細で、風にそよそよと揺れる様子が印象的です。可憐に見えますが、台風などで倒されても茎の途中から芽を出し、また立ち上がって花をつけるというほど強いのです。
コスモスは「秋桜」の他にもう一つ「大春車菊」という和名を持っており、どちらの名も体を表わしておりピッタリだと思います。その他に初夏から花咲く黄色やオレンジ色の暑さに強い「キバナコスモス」があり、晩秋まで咲き続けるシックな黒紫色でチョコレートのような甘い香りのする、近頃人気の高いエキゾチックな「チョコレートコスモス」があります。
見た目は強靭そうなのに中身は小心者である私に比べ、コスモスは可憐でたおやかなのに強靭で倒れない強さがあります。コスモスに負けず、強い風に吹かれても挫けず立ち上がり、しなやかで多彩な人生を歩みたいと願っています。
いよいよ、令和6年1月1日から贈与税の改正が実施され、精算課税制度に110万円の基礎控除が創設され、歴年課税制度の相続前贈与の加算期間が3年から7年に延長されます。また、マンション評価の通達改正もいよいよ本決まりになり、来年1月1日から実施される予定です。相続前贈与の3年内加算と現行のマンション評価の最後の年ですので、今年は思い切って多額の贈与やタワーマンションの贈与をすることを考えられてもいいかもしれません。
また、第2次岸田再改造内閣も発足しました。いよいよ令和6年度の予算編成を見据えて、令和6年税制改正要望も各省庁から出されていくことことになります。令和6年度予算においては、構造的賃上げの実現、官民連携による投資の拡大、少子化対策・こども政策や防衛力の抜本的強化を始めとした重要政策課題に必要な予算措置を講ずることとしています。特例事業承継税制や雇用者給与拡大税制の延長、行政のIT化などに注目が集まっています。
消費税のインボイス制度もいよいよ10月から開始し、世の経済や流通の流れにどのような変化があるのか、またその変化に確実に対応できるのかなど、賢くしっかり時代を見据えていかなければなりません。私達がきちんと皆様をフォローしてまいりますので、どうぞご安心ください。
空気が澄んで星や月が一番綺麗に見える時期になりました。これから9月29日の中秋の名月に向けて、お月様が丸くなっていきます。慌ただしい日常から天空のコスモスに目を向け、ロマンに満ちた思いで夜空を眺めて、爽やかに元気よくお過ごしください。
撮影:岸田泰治先生