晶子の徒然草
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
日一日ごとに太陽の陽射しは暖かさを増し、すっかり枯れ木のようになっていたかつらやヤマボウシの木々の若葉があっという間に茂り日毎に勢いを増すのを見ると、自然の力強さに感動してしまいます。もうすぐ花を咲かせてくれる紫陽花やアヤメの葉、小さな手を広げて木漏れ日を作り始めたもみじの若葉の成長ぶりに目を見張り、春満開に脱帽です。ローズマリーの若芽が芽吹き、アスパラがぐんぐん大きくなり始め、イチゴの白い花が満開になろうとしている花壇を見ていると、笑みがこぼれます。
これらの木々や花々の姿を目にすると、新しくそして力強い未来への1ページが開かれたような気持ちになります。人々の身にまとっていた重く厚い衣服も1枚ずつ脱ぎ捨てられ身軽になっていきますから、春には何か“新しい自分”が誕生するような気分が味わえると思われませんか。
さて私は、一青窈さんの歌われるハナミズキの歌が大好きでカラオケの十八番なのですが、あの歌を聞いて以来目に留まる木が、八重桜の咲く季節に枝いっぱいにかわいらしい花を咲かせてくれるハナミズキです。でも、在来種の復権を強く望まれた庭師さんの強いお勧めで、我が家の玄関先のシンボルツリーは日本在来種のヤマボウシ。これもとても素敵な花の木で、道行く皆様に大好評です。昨年はどう違うかよくわからなかったのでじっくり調べてみました。よく似ていますが、次のような違いを知って簡単に見分けることが出来ました。
①花の咲く時期で見分ける・・・・・・ハナミズキは4月中旬~5月下旬、ヤマボウシは5月中旬から6月中旬。ハナミズキの方が早い。
②葉が先か、花が先かで見分ける・・・・・ハナミズキは花が葉がつくより前に咲き、ヤマボウシは葉がついてから花が咲く。
③花びらに見える苞片の形で見分ける・・・・・ハナミズキは苞片の先がちぎれたようになっていて丸みを帯び、ヤマボウシは苞片の先がとがっていて細長い。
我が家のヤマボウシもまだ若葉が出たばかりで、何とか今年も5月中旬以降に満開になって楽しませてくれるのかちょっと心配しています。皆様も是非、散歩しながらハナミズキとヤマボウシの違いをしっかりチェックしてみて下さい。
ヤマボウシまでの春の花として、4月に入ってからはチューリップに続き何種類かのツツジが可愛い花を咲かせています。コバノミツバツツジのピンク色は春の柔らかな日差しによく映え、少し遅れて咲くヤマツツジの朱色は元気な太陽を感じ、霧島ツツジの艶やかな白色は緑の中でひときわ目を引きつけます。ツツジは樹木全体が花に覆われたように咲き、バラやボタンのような派手さはありませんが、優しく長く咲いてくれるので親しみを感じます。
ツツジは花が次々に咲くので縁起がよい、長寿の木として知られていますが、名前は続き咲きや綴り茂るからきていると言われています。漢字で書くと躑躅となるのですが、立ち止まると言う意味をもち、ツツジが美しく目についた人が立ち止まって見てしまう事からつけられました。ツツジは花先を上に向けてふっくらと空に向かって開き、誰かを守り祈っている観音様の手のようにみえます。新緑の緑に包まれるようにしてみえる白やピンクの色が目にしみるように美しく、晩春の豊穣を感じます。このように季節は早いもので、あっという間に梅雨を迎え夏がやって来るのでしょう。
一生懸命育てている木々や草花から、わずかばかり新芽が見えると「春が来た!」と喜び、花が咲き誇るとはしゃぎ、作物が収穫できるとワクワクしてしまいます。日本ほど、四季折々の美しい花々に恵まれている国はないと思います。
そんな情緒ある日本ですが、残念なことに地震国で、4月14日以降、熊本県熊本地方で大地震が発生しております。亡くなられた方々に対し心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、甚大な被害を受けられた皆様方に対しまして衷心よりお見舞い申し上げます。また、現在も余震が続く中、身の危険を顧みず行方不明者や負傷者等の救援、救出、救護にあたっておられる皆様に深い敬意を表します。
少し落ち着かれた頃に熊本地方への寄附金として、ふるさと納税を考えられてはいかがでしょうか。私も弊社も早速寄附を行うつもりです。税額控除もありますので、最適な税金の使い道を自分で指示できると思えば、大きな価値があるのではないでしょうか。なお、やり方等についてはご遠慮なく弊社担当までお問い合わせください。ぜひ、ご検討のうえ、実行下さいますようお願い申し上げます。
寒暖の差の激しい日々が続きますがくれぐれもご自愛のうえ、ヤマボウシやハナミズキ、ツツジの花々に囲まれて、爽やかな5月をお迎え下さいませ。