晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
あけましておめでとうございます。昨年中は皆様に大変お世話になり、有難うございます。今年の干支は『亥』ですね。古くからイノシシの肉は、猪の肉は万病に効果があるとされており、無病息災の象徴でもあります。万病予防としても食されてきた猪の由来から、「亥年は無病息災の年」とも言われています。2019年が皆様にとって、健やかで災いのない一年になることをお祈りしています。
今年はついに平成という時代が終わり、新しい年号の時代が始まります。注目したい新元号は4月1日に発表されますが、新元号の制定基準にはいくつかルールがあるそうです。その中でも重要なのが「国民の理想としてふさわしい良い意味をもつものであること」という項目です。『昭和』という元号は、中国の古典で儒教の経典として最も尊重される5つの経書のなかの1つである「書経」の中の言葉が用いられて考えられています。「百姓昭明(ひゃくせいしょうめい)にして、萬邦(ばんぽう)を協和(きょうわ)す」世界の人々がみな平和に暮らせますようにという意味です。結果は皆様のご存知の通り、第二次世界大戦が行われ世界中の人々が戦争の悲惨さを味わった時代となりました。しかし、昭和の後半においては、日本は奇跡的な復興を遂げ、まさに皆が夢を見れる時代でもあったと思っております。
『平成』という元号は、中国における歴史書で司馬遷が書いた「史記」の中にある「内平かに外成る」という言葉と、『書経』の「地平かに天成る」という言葉の2つを組み合わせて考えられています。過去の元号の由来をみてみますと、それぞれの時代にこめられた願いを感じることができますね。昭和以上に、国内も世界も全世界が平和になるようにという願いを込められていたにもかかわらず、平成に入ってからはバブル崩壊、リーマンショックなど、夢や希望が打ち砕かれる現象も多々ありました。
特に昨今ではアメリカのトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の周近平主席、韓国の文在寅大統領等、私から見ると日本人と大きく常識が異なっており、自国の利益のみを意識し、いまだに戦争の後を引きずっているような気がして、どうも腑に落ちません。これからの世代の幸せのため、誰もが少しずつ我慢し過去に捉われることなく、世界の人々が平和で豊かに暮らすことができるよう尽力すべきだと思います。
平成はめまぐるしい産業の発展によって人々の生活が大きく変化した時代でしたが、これからはさらにAIやITが発展し、今まで私たちにとって当たり前だったことが当たり前ではなくなる、激動の時代がやってくると思われます。そんな時代を生きていくうえでの理想や願いが込められた新元号とは何になるのでしょう。新しい時代を迎えるという大きな節目の年の始まりに、改めて今までの自分を振り返り、これからの理想や願いを整理しながら自分なりの新元号を考えるのも面白いかもしれませんね。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えることができる。」ことをしっかり認識し、私も過去をきちんと反省し、その反省を生かして自分を変え、明るく元気よく皆様のお役に立てるように、この一年を過ごしたいと願っています。
さて、毎年のお正月の楽しみといえば色とりどりの食材を使って作ったお節料理ですね。
毎年お節料理には一つ一つ願いを込めて、父や母から教わった伝統を守るため、親子で手作りしています。今年の我が家のお節を紹介させていただきます。
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壱の重
- 数の子
- ごまめ
- 栗きんとん
- ひらめの昆布巻
- 水いかの明太子和
- 甲いかの塩焼
- 鯛の昆布〆
- あわびの酒蒸し
- 紅白宇部かまぼこ
お勧めは和栗100%をつぶした栗きんとん、サツマイモは入れず栗本来の旨味が美味。
アワビも生よりふんわりして最高。
ヒラメは昆布〆して朧昆布で巻くと綺麗でさっぱり。 -
弐の重
- 紅白柚子なます
- サーモン大根
- ゆず酢蓮根
- たたきごぼう
- たこのやわらか煮
- パストラミビーフ
- 伊勢海老の姿焼き
伊勢海老は酒蒸しで豪華に。
王子サーモンを大根の薄切りで巻くと綺麗で美味で長持ち。 -
参の重
- 出巻卵
- ぶりの照焼
- 牛肉の生姜時雨煮
- 鶏肉照焼
- スナップえんどう
だし巻は鰹と昆布の一番だしを入れ、京都の銅板玉子焼き器で。
国産A4等級牛肉に生姜を千切りにしてタップリと。
ぶりも醤油・酒・みりんの漬け汁に漬けすぎず軽めに焼く。 -
与の重
- しいたけの旨煮
- 車海老の塩焼
- 金時人参の花煮
- ごぼうのピリ辛煮
天然車エビは串刺しにして焼くとシャキッと真っ直ぐ。
しいたけは冷蔵庫で一晩掛けて戻すとふっくら、その椎茸出しに酒・醤油・みりんを入れて無くなるまで煮詰める。 -
別重
- こんにゃくのひねり煮
- 蓮根の煮しめ
- 竹の子の旨煮
- 里芋の京煮
茨城産の新鮮レンコンを薄味で短めに、里芋は皮をむき灰汁を抜きコトコト煮るともっちり。
後は買ったばかりのパン焼き器で餅を搗き、丸くまるめれば、完成と思ったら、黒豆の用意と準備していたいくらを入れるのも忘れていました。
しっかり作ったおかげで、元日から2日間、ゆっくり美味しいお酒(山形の大吟醸「まんさくの花」)を飲むことができました。
新しい年の始まりというのは、気持ちがリセットでき、やる気がみなぎるものですね。今年は皆様と明るく元気よく一年を過ごせますよう、どんな時も諦める頃なく取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。