晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
ひと雨ごとに秋が深まり、夕暮れの涼風が心地よい季節となりました。夏の疲れにも負けずお元気にお過ごしのことと存じます。9月の季語である『長月』の由来は夜長月(よながつき)という説があるように、夜がだんだんと長くなるこの頃から来ています。この秋の夜長にグラス片手に(何を飲んでいるかは秘密です(^^♪)チンチロリンと鳴く虫たちの演奏に耳を傾けながら、夜空の中に輝く1年で1番美しいお月さまを見ていると心の底から安らぎ、宇宙の壮麗を贅沢に感じることができます。日々変化し満ち欠けする月にパワーをもらって、明日も頑張ろうと思えるのは私だけではないと思っております。
さて今月も庭に咲くハーブの中から『タイム』をご紹介したいと思います。今までにご紹介した、ラベンダーやローズマリーなどと違ってちょっとマイナーなイメージのあるタイムですが、実は古代ギリシア・ローマ時代から利用されてきた、歴史の長いハーブです。そのさわやかな香りから、勇気や気品の象徴とされ、男性はお風呂の後にタイムの葉で香りをつけていたという話もあります。タイムの効能や香りは、古くから人々に利用され愛されてきたのです。
例えるとすがすがしいシャンプーの香りと言え、リフレッシュ効果があり眠気覚ましにもなります。タイムは病害虫に強く、また暑さや寒さにも強く、大きくなっても30~40センチ程度とコンパクトですので、ガーデニングで育て易いハーブです。4月~6月頃にかけて枝先に白やピンクの小さな花を咲かせるので、ハーブの中では香りも花姿も楽しめるとても優秀な植物で、私のお気に入りです。タイムが持つ成分の中には強い抗菌作用を含むものがあり、昔は防腐剤としても活用されていたそうで、古代エジプトではミイラの防腐剤として棺に収められていました。古代ローマでは聖堂の浄化の際に、古代ギリシャでは神殿で焚くお香として使われ、古代から暮らしに根付いていたことがうかがえます。
ハーブの中でもナンバー1といわれるほどの強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えている事からインフルエンザや風邪予防に役立つそうです。私もタイムの葉をきちんと整え、よく乾かし、冷蔵庫に保存しています。喉が痛いときや痰がでるときにこの乾燥タイムを使ったハーブティーを頂くと、鎮痛作用が効いているのか、喉のイガイガが和らいでくるように感じます。
お肉をかたまりのまま塩コショウを練りこみ、香りづけにタイムをのせてオーブンでしっかり焼くと肉特有の臭いも抜け、食欲がそそられるひと品が出来上がります。また、オリーブオイルに乾燥タイムを加えることで、ハーブオイルを作ることが出来ます。私は辛いものが好きなので、鷹の爪を入れてお洒落にマリネやパスタ、ソテーなどの料理によく使っています。
このようにタイムは私のお気に入りの才色兼備のハーブです。簡単に栽培できますので、皆様もチャレンジされてはいかがでしょうか。
先ずは「Q&A新時代の生前贈与と税務(令和元年改訂版)」ぎょうせい刊
続いて「成功する事業承継Q&A150 令和元年8月改定」清文社刊
「もめない相続 困らない相続税 四訂版(坪多聡美と共著)」清文社刊>
7月の通達改正までを入れ9月に発刊するのは、本当に至難の業でしたが、総務社員の皆様と出版社の方の奮闘で何とか仕上げることができ、9月の目白押しのセミナーのテキストに間に合わせることができました。本当にありがたいことで、感謝の念しかありません。また、10月から11月にかけて、新刊書2冊と改訂版1冊が刊行される予定です。まだまだ執筆中で、気の抜けない毎日を送っています。
このように製作者一同の汗と涙の結晶である書籍ですが、書いているときは地獄の鍛錬のように重くのしかかり辛いのですが、出来上がって本になり読者の皆様に「役に立った」とか「読みやすく良くわかった」と褒めて頂くと、天国にいるような気がします。聡美弁護士も共著の作成にあたり、まだまだ書き慣れていないので時間がかかり、なお何回も手を入れて苦労しただけに喜びもひとしおだったようです。是非是非、ご一読いただき、お役に立てていただいたら本望でございます。
季節の変わり目ですので、お体にお気をつけいただき、皆さまが実り多い秋を堪能し、元気よく過ごされますことを心から願っております。