晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
台風一過後は朝夕の暑さが少し和らいできたように思ったら、また暑さがぶり返し、まだまだ暑い夏が終わりません。お庭ではそんな残暑にも負けずに今年もタマスダレ(ゼフィランサス)が見頃を迎え、2、3 日で花は萎みますが、次々と途切れることなく花が咲いています。また、春に植えた「四季咲き」のミニバラが2 回目の開花を迎え、春頃の花と比べるとお手入れ不足でしょうか、花の大きさと鮮やかさが少し後退はしているものの、それでも次から次へと綺麗にお庭を彩ってくれています。ただ、皐月やつつじなどの樹木の花も、バラやユリなどの花も色の鮮やかさが年々薄れ、だんだんと白に近づくのが残念です。陽光が強すぎると白に近づくと書いてありますが、どうしたら防げるのかよくわかりませんので、どなたか教えてくださると嬉しいです。
今年は台風が猛威を奮って次から次へと発生しており、列島各地に大雨や交通機関の影響をもたらしています。特に台風10 号(サンサン)は夏台風の特徴である「超ノロノロ台風」で、非常にゆっくりした速度で進みながら日本付近に強い暖湿気を送り込み、台風から離れた地域にまで大雨の被害が発生し驚きました。このように台風はデメリットだらけに思いますが、実はこの台風によってもたらされている環境上のメリットもあることをご存知でしょうか。
最初の恵みは水不足の解消、梅雨時期や夏の夕方によく起こるゲリラ雷雨でも水量は増えますが、台風による降雨ではダムの貯水量が一気に5 千万トン以上も上がると言われています。また、台風の強い風は海の表層を強くかき混ぜるため、海面付近の温かい水と深海の冷たい水が混じり合うこととなり、海面付近の水温が下がります。この水温の影響を大きく受けるのがサンゴです。サンゴに適した水温は25~28℃であり、30℃超の水温が高すぎる環境ストレスにさらされると、サンゴ体内に共生している褐虫藻が外に排出されて、サンゴの骨が透けて白く見える白化現象を起こします。環境が改善されると回復することができますが、そのままだとエネルギー不足で死に至ります。移動ができないサンゴにとって周りの環境変化は死活問題です。サンゴが死んでしまうと、サンゴ礁を棲み処にする小生物が減り、それらを食料とする中生物が減り、続 いてそれらを食料とする大生物が減り、最終的には生態系のバランスが崩れていきます。また酸素を多く含む海水が、酸素の少ない深海へと運ばれ、生物にとって必要不可欠な酸素が海底付近まで届き、生命を活気づけます。地球温暖化で自然の危機が問題視されている中、タイフーン、ハリケーン、サイクロンなどによる強力な風は、実は生態系の維持に大きな影響を及ぼしているのです。
さて、暑さや台風でへとへとになっていても、テレビをつけるとパリパラリンピックで活躍する選手たちの姿に出会え、とても多くの感動をもらいました。 オリンピックでは人間の果てしない可能性に、パラリンピックでは信じられない前向きな精神とひたむきな努力に心を打たれ、自分自身が限界にチャレンジする勇気をもらいました。いくつもの困難を乗り越えてこの大舞台に立たれたオリンピックとパラリンピックの選手全員に心から敬意を表したいと存じます。
今年は「よくわかる!すぐわかる!令和6 年度税制改正のポイント」を4月に書き上げ5 月に発刊。引き続き「争族にならないための法務と税務」の改訂版を6月に書き上げ、8 月に発刊。そのあと「なるほど!そうなのか!図解でわかる不動産オーナーの相続対策」の改訂版を7月に書き上げ、9 月に発刊。我ながら頑張ったおかげで、書籍が3 冊、本屋さんに並んでいます。相続と相続税について勉強されたい方には「争族にならないための法務と税務」が、不動産オーナーの方の今後のお悩み解決には「なるほど!そうなのか!図解でわかる不動産オーナーの相続対策」がおすすめです。是非参考にしてください。
また、今ヒーヒーいいながら新しい書下ろし、仮題「親子で、夫婦で、兄弟で考える財産承継」を書いています。ご好評いただいているディスカッション方式のセミナーを参考に、どなたにでもわかって頂けるように、親と子、夫と妻、兄弟と税理士、弁護士との会話のみによる書籍にしております。ここしばらく睡眠時間を削って書いている力作ですので、出来上がって読んで頂けるととても嬉しいです。
今年は全国的にこの時期でも平均気温が高く、秋らしい季節を感じられるのはまだ少し先になりそうですが、秋に咲くコスモスなどの花や秋の味覚を楽しみに、体調を崩しやすいこの時期を元気にお過ごしくださいませ。