晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
ぽかぽかと温かい日差しが降り注ぎ、色とりどりの花が綺麗に花開き、その美しさと香りに癒され春の陽気に心躍る気分です。いよいよ大阪・関西万博が開幕し、これから半年間『未来社会の実験場』をコンセプトに、日本をはじめ約160ヵ国もの最先端技術やシステムを肌で感じることができる機会です。初めて一般公開される「火星の石」、過去の万博で展示されていた「人間洗濯機」を進化させた「ミライ人間洗濯機」、立ったままの短時間仮眠で身体的・精神的な疲れを回復できる「リフレッシュカプセル」、そして私が最も興味惹かれる「空飛ぶクルマ」など、魅力的なもので溢れています。ただ、あまりの混雑ぶりと予約段取りの複雑さに腰が引けてしまい、チケットは持っているのにいつ頃行けるやら、予定は全く未定なのが残念です。
さて、今年の梅の花はなかなか開花せず、3月に満開になったと思っていたら、朝晩は肌寒いのに日中は日差しが強まり、桜の蕾が膨らんで例年より早い開花となりましたが、また寒波が戻り、今年は満開のお花見の期間が長かったように思います。私も4月6日に万博記念公園へ出かけて、満開のソメイヨシノの桜吹雪を浴び、枝垂桜やチューリップに目を奪われ、楽しいお花見をしてまいりました。一方我が家の桜は盆栽桜である八寸桜を地植えしたもので、とても小さく八重桜で座って見ると愛らしいです。よって花見酒とはならず、昼間のティータイムにウッドデッキから眺めています。
凛々しい梅、ひなまつりに欠かせない柔らかな桃、満開から散り際が華やかで切ない桜、どれもピンクの可愛らしい花ですが、きちんと見分けることは難しくよく悩んでいたので、庭師さんに尋ねてみるときちんと判別できる特徴を教えてくれました。皆様も覚えて頂き見分けることが出来るようになると、家族や友に自慢できちょっと楽しいのではないでしょうか。
品種などによって多少違いはありますが、桜は花びらの先が2つに分かれていて、花が付いている軸は緑色で長く、花は下を向くように付きます。梅は花びらが丸みを帯びており、軸は無く、茶色の枝にへばりつくように咲きます。最後に桃ですが、花びらは尖っていて涙形をしており、軸は短く1つの節に花が2つ咲きます。梅と桃は花だけでは少し見分けが付きにくいですが、梅は1つの節から1つしか花が咲かないので、そこで見分けることが出来ます。
ちなみに開花時期は本州より南では、梅が一番早く1月下旬から5月上旬、次いで桃が3月中旬~4月下旬、桜も3月中旬~5月上旬まで咲くので、同時期に咲いていることもあります。北海道では3つの花が一斉に咲くので、見応えがある分、自分が今どれを見ているかわかなくなってしまいそうですね。それぞれの特徴をしっかりと覚えていただいて、春の陽気の中、お花見散歩に行かれてみてはいかがでしょうか。
さて、令和7年3月31日、税制改正法案が参院本会議で与党などの賛成多数で可決・成立しました。「年収103万円の壁」の見直しは、当初の政府案では、基礎控除と給与所得控除を合わせた所得税の課税最低限が103万円から123万円に引き上げとなっていましたが、国会で修正が行われ最低限が160万円に引き上げられて可決しました。これにより、合計所得金額2,350万円以下の幅広い層でおおよそ税負担が2万円程度軽減されることになります。大学生などを扶養する世帯の税負担軽減する「特定扶養控除」も、働く子の年収要件が103万円から150万円に引き上げられ、150万円を超えた後も、配偶者特別控除と同様、世帯の手取り収入が減ることの無いよう控除額が段階的に縮小する「特定親族特別控除」が創設されています。
基礎控除10万円増、給与所得控除10万円増までは簡易で、それに基づく扶養親族の判定までは理解が容易ですが、基礎控除の段階的引き上げや特定親族扶養控除などは規定が詳細で複雑すぎて、私ども専門家でもなかなか覚えることはできません。皆様も来年からの申告には十分にご注意ください。
春本番、ぽかぽかした陽気が心地よく心も身体も軽やかに過ごせる時季です。色とりどりの花々を愛でながら心穏やかに、明るく元気にお過ごしください。