晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
私は今年も何とか除夜の鐘を聞きながらお節を作り終え、年越しそばをいただいて無事に一年を締めくくりました。元日は家族で天照大御神様と氏神様に参拝し、お札をいただき神棚へのお飾りをいたしました。6日は社員総出で弊社が氏子である学問の神様の祀られている大阪天満宮でご祈祷を受け、10日には堀川戎にて商売繁盛の鈴神楽を受けてまいりました。今年も精一杯努めてまいりますので、不安だらけの世の中においても、誰もが平和で幸せに、商売繁盛しますようにお見守りくださいとお願いしました。
新春の庭ではイロハモミジも紅葉を終えて落葉し、クラリンドウも蝶の羽が萎んできましたが、寒さに強いビオラ・パンジー・クリスマスローズ・マーガレットなどが大きくなって花を咲かそうと頑張っています。今から10年前に私が庭造りを考えたとき、いつも葉が茂っていると寒々しくなく目隠しにもなるから常緑樹を大半にと希望しました。ところが庭師さんから、落葉樹があるからこそ四季を感じることができ日本の風情を楽しむことができると諭され、教えの通り、落葉樹と常緑樹を7:3の割合で植えました。秋から冬にかけての落葉掃除はなかなか大変だと感じますが、落葉樹は春に新芽が生まれ、夏にかけて若葉が茂り、秋には紅葉、そして冬になると葉を落とし、確かに一年を通して季節の移り変わりを楽しませてくれます。例えば、ぷっくりと膨らむ新芽を見つけて春の訪れを感じたり、夏や秋には美味しい果実を楽しんだり、冬には幹や枝があらわになった冬木(ふゆき)に人生の逞しさを感じて、ガーデニングライフがグッと楽しいものになり、今では落葉樹をたくさん植えてよかったと思っています。特にこの時期の立木を見ていると、葉っぱが落ち骨格があらわになっても木の枝はしっかりと太く、根はどっしりと地面をはっており、静かでありながら凛とした佇まいを感じることができます。熟年世代を超え、人生に社会における肩書や損得勘定でのお付き合いといった装飾がなくなったら自分もこうありたいと思い、冬の魅力を感慨深く楽しんでおります。
さて、昨年末公表された令和7年度の税制改正大綱ですが、令和6年度に引き続き、子育て・若年世帯の支援措置として、子育て世帯等に対する住宅ローン控除と住宅リフォーム税制の拡充が令和7年限りの1年延長、令和8年分の所得税において23歳未満の扶養親族を有する者の生命保険料控除における一般枠(遺族保障)の拡充、結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置も適用期限が2年延長されます。その他の不動産税制については、大規模修繕を行ったマンションの固定資産税の減額特例、サービス付き高齢者住宅の不動産取得税と固定資産税の減額特例、相続土地の登録免許税の免税措置、認定長期優良住宅普及促進税制などの適用期限が延長されます。また資産形成を促進する観点から、NISAの利便性向上等やiDeCo(個人型確定拠出年金)の拠出限度額の引上げ等が行われ、相続・贈与税制では、相続税の物納要件や特例事業承継税制等の後継者要件が緩和されます。一方、中小企業税制については、法人税の軽減税率特例や投資促進税制等が延長され、売上高100億円超を目指す中小企業の設備投資に対し更なる税制上の措置が講じられます。
ただ、所得税の基礎控除等の見直しや大学生年代の子等に係る新たな控除(特定扶養控除と同額の63万円)の創設などは今後の国会討議の中でどうなるのやら先行き不透明です。弊社ホームページに掲載しておりますTMニュース629号にて、簡単に7年税制改正大綱の概要をお知らせしておりますので、ぜひご一読くださいませ。
新しい年を迎え、やりたいことや挑戦してみたいこと、会いたい人や行ってみたい場所などをそれぞれがお持ちと思います。「認識したら即実行すること」はとても大切ですから、今年はやると決めて早く実行して、明るく楽しく充実した良い一年として頂きますことを心より願っております。