晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
春の暖かな日差しが降り注ぎ、眠っていた草木が一斉に目覚める1年で1番美しい季節がやってきました。今年は桜の開花時期に寒波がやってきて、いつもより長く咲き続けて私たちを楽しませてくれた気がします。何といっても、今年の春の私の嬉しいニュースは、盆栽の八重桜を地植えして一生懸命育てていたところ、3年たって桜が満開になったことです。といっても30センチほどの枝が2本ですが、純米大吟醸を満たしたグラスを手にしながら、ウッドデッキに腰かけて一人花見を楽しみました。花は私を癒してくれ、植物は想いに応えてくれるのでちょっと嬉しいです。石の上にも3年とはよく言ったものです。
また、春は果物の美味しい季節でもあり、中でも旬の果物の一つとしてイチゴがあります。イチゴは果物の中でもクセがなく、糖度が高いため老若男女問わず人気です。糖度の高いイチゴを見分けるときにポイントとなるのがイチゴの「色」「ヘタ」「光沢」の3つです。
糖度の高いイチゴを見分けるポイント
- 色・・・・色は鮮やかでムラがなく、ヘタのぎりぎりまでしっかり赤く色づいていること
- ヘタ・・・ヘタは、しっかりと張っていて反り返っていること
- 光沢・・・光沢がしっかりとあって、つぶつぶのまわりが盛り上がっていること
さらに、私の大好きなイチゴはただ甘くて美味しいだけではなく、美容などにも嬉しいさまざまな栄養素が含まれていることでも知られています。特にビタミンCが豊富で、100gあたり60mgとなっており、これはビタミンCというイメージの強いレモンを凌ぐほどだとされており、風邪予防には毎朝5粒程度のイチゴを食べるとよいそうです。ただ、注意しなければならないのが洗い方です。食べる前にヘタを取ってから洗ってしまうと、そこからビタミンCが流れ出てしまうのでヘタを取らずに洗うことをおすすめします。
ここでいくつかの私のおすすめの品種をご紹介します。
-
栃木県産「とちおとめ」
数あるイチゴの品種の中でも圧倒的な人気を誇るのが「とちおとめ」です。その誕生は1996年で、20年以上全国的に愛され続けています。世代交代が早いとされているイチゴの業界の中でこれほど人気が続く品種はかなり稀です。その味わいは、酸味が少なく甘いことが特徴です。
練乳などかけず、そのまま食べるのがオススメです。 -
静岡県産「章姫」
「章姫」は1992年(平成4年)に品種登録されました。章姫という名前は育成者である萩原章弘の名前にちなんで付けられました。章姫は特徴的な長めの円錐形をしていて、果皮はやわらかく、酸味が少なくジューシーで甘いイチゴです。大人気の「紅ほっぺ」は「章姫」×「さちのか」から誕生し、章姫の血はしっかり継承されています。
何といっても漢字は違いますが、私と同じ名前のイチゴですから、当然お気に入りです。 -
福岡県産「あまおう」
大粒で甘味の強い「あまおう」は、福岡県農業総合試験場で育成され、2005年(平成17年)に登録されたイチゴです。あまおうの特徴の1つはサイズの大きさで、とよのかに比べ平均で約1.2倍程度の重さがあり、見た目も丸みがありかわいらしい形をしています。味も甘味と酸味が調和した「濃い味」になり、果肉は固めですが果汁が多くジューシーで、外観と食味のよさから人気が高まりました。親しみやすい「あまおう」という名前は「赤い」「丸い」「大きい」「うまい」の頭文字を合わせたもので、「甘いイチゴの王様になれるように」との意味が込められています。
「スカイベリー」や「淡雪」等、高級なイチゴも多々ありますが、沢山食べれるというコストパフォーマンスからみて私の大好きなイチゴです。
さて、今月は日本酒を飲んで美しくなろうというお話です。昔から酒造りに励む杜氏には、肌がきれいな人が多いと言われていますが、それは日本酒には保湿・美肌効果があるからです。小ジワや肌荒れ原因の約80%は紫外線による「光老化」と言われ、夏の間は誰しも日焼けする上、皮脂腺や汗腺の働きも盛んになるため、毛孔が目立ち皮膚のキメが荒くなります。これはメラニン色素が皮膚に沈着することで起こるため、日焼けを気にしない高齢の男性にしわ深い人が多数いる原因となっています。皆様、ゴルフ焼けにはご注意!!
そこで、キレイになるために、もっと活用してほしいのが日本酒です。メラニン色素は、前駆物質であるドーパクロムがチロシナーゼ酵素によって細胞内のアミノ酸に働きかけて生成されますので、チロシナーゼの働きを阻害する酵素があると、ドーパクロムは生成できなくなります。日本酒に含まれる遊離リチール酸やアルブチンはチロシナーゼ酵素の働きを抑え、メラニン色素の生成を阻止するのです。まずは飲んで内側から美しくなりましょう。
また、私は飲み残されたお酒や神様に備えたお下がりのお酒をお風呂に入れて、たまに酒風呂にします。酒風呂では、外側から皮膚を刺激するアルコールが血管運動中枢に抑制的に働き、末梢血管を拡張して、体熱を促進させます。入浴を続けると、新陳代謝が活発になり、非常に高い清浄効果もあるため、保湿、美肌成分で若々しい肌が蘇るそうです。酒風呂の湯上り後はいつまでもぽかぽかと体が温まり、冷え症や肩こり、腰痛などには、うってつけの癒しとなるでしょう。5合くらいの安酒で体にお酒を飲ませるのもたまの贅沢としては最高ですね。(秋田大学名誉教授 滝澤行雄医学博士の「1日2合日本酒いきいき健康法」より)
気持ちのいい春爛漫です。新年度に入り何かと多用でお仕事いっぱいいの時期ではありますが、こんな素敵な季節はありませんので、心和む春をしっかり謳歌してくださいませ。