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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

3月のレター

 穏やかな陽気に包まれる日も多くなり、だんだんと近づく春が待ち遠しく、あったかくなってくると心も温かくなります。今年も何とかお雛様を2月中に出し終え、桃の節句を賑やかに楽しむことができました。
 庭には桃は咲いていませんが、何年も前に盆栽から庭に植え替えた梅が50センチほどの背丈にまで育ち、今年も鮮やかな濃いピンク色の小さな花が20~30輪ほど咲いてくれています。玄関先にあるので花を見ると嬉しくなって、朝出かけるときに行ってきますと屈んでそっとご挨拶しています。
 梅と言えば、出先からの帰り道に弊社の近くに鎮座する大阪天満宮にお詣りし、名物の梅を見てまいりました。ちょうど梅祭りの最中で立派な梅が咲き誇り、境内には柔らかな甘い香りが漂っておりました。梅の花の香りにはリラックス効果があるとされていますので、梅の木の近くで大きく深呼吸をしてリラックスし、確定申告疲れの疲れをいやしてまいりました。

 春を感じられるものは陽気や花の香りだけではなく、住宅地でも野鳥の声や姿をよく見かけるようになってきました。以前に、庭のブロッコリーの蕾の部分にとまって葉を啄むという鳥のお話をしましたが、2月末の日曜日の朝にもやってきたので、よく観察し調べてみるとヒヨドリでした。ヒヨドリは普段は木の実や花の蜜を食べていますが、冬になり食べ物が少なくなるとブロッコリーなどの葉を食べることがあるそうで、お腹を空かせたヒヨドリが我が家の庭にブロッコリーを見つけてやってきたという訳です。
このヒヨドリの食欲は旺盛で、ブロッコリーの葉を中の芯を除き全部平らげるという凄まじさで、もう2番目以降の蕾はあきらめざるを得ない状態となってしまいました。「大きくなーれ」と育ててきたので、ちょっぴりヒヨドリが恨めしくなりました。

 最近はヒヨドリの他に、どこからか鶯(ウグイス)の鳴き声も聞こえてきます。鶯といえば春告鳥(はるつげどり)と呼ばれ、日本人にとって古くから親しみ深い存在です。
鶯は秋冬には平地へ下ってきて、「チャッ チャッ」という声を出しています。早春からは「ホーホケキョ」と鳴くと言われていますが、これは繁殖期の雄が雌を呼ぶ、縄張りを主張するときの声です。
鶯は最初から綺麗にホーホケキョと上手く鳴くことができず、ケキョケキョと鳴いています。おかしな鳴き声が聞こえると思ったら、鳴く練習中のウグイスだったのです。上手に鳴ける練習しているとは、なんとも面白可愛く応援したくなります。

 他によく見かける野鳥といえば目白(メジロ)がいます。
目白はとても分かりやすく、黄緑色の体に、その名の通り目の周りが白い鳥です。花の蜜を好むため梅や桃、桜の花にもきますので、春先に梅や桃の枝を観察すれば見つけることができるかもしれません。春の陽ざしを受けながら花を眺め、鳥を探しながら散歩を楽しみ、体を適宜動かしながら健康維持ができればまさしく一石三鳥ではないでしょうか。
私もたまの休日には部屋から庭を眺めるだけでなく、重い腰を上げて外に出て段々と近づく春を楽しみたいと思います。

 いよいよ税制の新条文が国会に提出されています。3月末までに可決され、施行が先日付で決められているものを除き、ほとんどの法律が4月1日から施行され、前回お知らせした教育資金の一括贈与なども4月から資産家には課税強化となります。令和5年10月1日から消費税のインボイス制度も始まり、令和6年1月1日以後の贈与については、相続時精算課税の基礎控除110万円の創設と相続財産への持戻し対象外の措置、暦年課税の相続開始前贈与の加算期間の7年への延長措置などが適用されます。
また、同様に令和6年1月1日から年間投資枠360万円で非課税限度額1800万円の新大型NISAも始まります。
 さて、今年の贈与はどうすべきか、今回の贈与税改正は次なる相続税大改正の途中段階であるとも思われ、これらに今後どう対応していくべきか、また、NISAも含め今後の資産活用はどうすべきか、考えなければならないことは山積みです。財産額、財産内容、家族構成、家族の年齢などによって、各人の対策は大きく異なってきます。皆様一人一人がどうすべきかを、贈与・相続・資産運用も含め、ご一緒にじっくり考えていきたいと思っております。

 春の女神の足音が近づいてきております。温みゆく風、花の香り、鳥の鳴き声、あちこちで感じる春を探しながら、暖かい陽気に包まれ明るく楽しくお過ごしください。

今月の写真