晶子の徒然草
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
あけましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になり有難うございます。日本では旧暦1月(いちがつ)は睦月(むつき)と呼ばれており、現在の新暦においても1月の別名としても用いられています。睦月という名前の由来には諸説がありますが、最も有力なのは、親族一同集って宴をする「睦び月(むつびつき)」の意であるとされており、私はお正月の一族郎党集まっての食事会を思い浮かべ、何だか気持ちがほっとします。
皆様の昨年はいかがでしたでしょうか。私のほうは、一昨年の夏に右足首3か所を骨折し4時間にわたる手術の結果、埋め込まれたチタンを取り出すため2月の5日間入院、また年末には体調不良による10日間の検査入院と、昨年も相変わらずの大波乱のうちに幕を閉じました。今年こそ、皆様のお役に立ちつつ、明るく楽しく元気よく、穏やかな日々を送りたいなと願っていますが、どうなることでしょう。
ゲーテ曰く「困難よ、来い!来い!困難なき人生は幸せなき人生。」とありますが、いろいろな困難が次から次へと、押し寄せてくる最中にいる人間にとっては、そんな気持ちには到底なれませんよね。昨年後半の私も、降って湧いた困難に打ちひしがれてしまい、体調まで崩してしまいました。でも、年が明け冷静になって考えると、手を差し伸べてくれる人、傍で励ましてくれる人、仕事をモリモリしてくれる人がいてくれたのに気づき、何て私って幸せなのだろうと実感でき、このように考えられるかどうかで、自分のこれからが決まるのだとつくづく思います。「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」、まさに的を射る名言であり、私の体調も良くなってまいりました。皆様も困難に際してはこのように考えて頂き、くよくよせず、人生と健康を謳歌してくださいませ。
昨年末から今年のお正月にかけ、昨年に続き温かい日が続き、勘違いをした春の花がちらほら小花を咲かせました。昨年のお正月も同様な現象が生じ、とうとう春にはやまぼうしも山つつじもほとんど咲かず、とても残念でした。今年もそうなるのではと危惧し、寒肥をまき落ち葉で根元を覆っていますが、やっぱり大好きなヤマボウシの花は咲かないのでしょうか。春には、結果をご報告したいと思っています。
さてさて、日本古来の植物同様、日本の誇る源泉、睦月のみんなが集まるお正月の食文化等は、ぜひ日本の文化として残したいものです。中でも、家族の味としての手作りのお節料理は、引き継いでいきたいものです。今年はふるさと納税を大活用し、伊勢海老、黒あわび、いか、たこ、ブリ、黒毛和牛、鶏肉、ゆず、野菜などなど、豪華な国産食材を手に入れ、スマホでしっかり写真も撮りましたが、いつもよりリッチなお節となりました。実は、大晦日の日に伊勢海老の酒蒸しを作ったのですが、美味しそうな香りに引き寄せられつまみ食いをしたところ、あまりの美味しさに家族でそのまま完食してしまい、お節に入れることができませんでした。困ったものですが、何も味をつけずに酒蒸しをしただけなのに、本当においしく新鮮な素材に感動しています。ふるさと納税を便利に活用すると、毎日の生活が豊かになりますね。活用の仕方やおすすめの市町村をお知りになりたい方は、ご遠慮なく担当者にお問い合わせくださいませ。忙しい中でも、毎年手作りして、ちょっと自己満足しています。私の味、おせち一つ一つに込められた願いを伝えていけたらなと思います。(*^_^*)ご参考に、今年の坪多家のおせちのおしながきをご紹介したいと思います。
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壱の重
- 数の子の醤油漬
- 栗きんとん
- 丹波黒豆
- サーモン大根巻
- 明太子いか和
- ごまめ
- 鯛の昆布〆
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弐の重
- 紅白ゆずなます
- 紅白宇部かまぼこ
- 酢蓮根
- たたきごぼう
- 明石蛸柔らか煮
- 甲いか塩焼
- いくら醤油漬け
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参の重
- だし巻き卵
- 車海老塩焼
- 寒鰤の照焼
- 牛肉生姜時雨煮
- 鶏肉照焼き
- スナップえんどう
- 若鳥のごぼう巻
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四の重
- しいたけのうま煮
- 金時人参の花煮
- 蒟蒻のピリ辛煮
- 竹の子の京煮
- 蓮根の煮〆
- さといもの旨煮
- ごぼうの甘辛煮
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別重
- あわびの蒸し煮
- 鴨ロース旨煮
- 伊勢海老の酒蒸し
- 手製餅(白、エビ)
新たなる年の扉が開かれるときは、気持ちが引き締まりワクワクドキドキしますね。好奇心に満ちた新しい気持ちでいろいろとチャレンジし、今年も皆様と明るく元気よく、ご一緒したいと存じます。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
まっとう温泉ワンポイントレッスン6
寒さ本番!!温泉が気持ちよくて最高の季節です。「あぁ、いい湯だな~。」 ただし、露天風呂など体が寒暖に耐えかねると大きな病気を引きおこしますので、くれぐれもご注意下さい。さらに、せっかくの温泉でも、まっとうでないと体と心の回復も危ぶまれます。今回から3回にわたり、湯質やその効能について説明します。自分のその時の状態にピッタリな温泉を見つける一助にして下さい。
参考:「クロワッサン」㈱マガジンハウス より
9種類の泉質が、さまざまな効能を体に与える
温泉が家庭の風呂と決定的に違うのは湯に含まれる化学成分(ミネラル・硫黄など火山性の物質)
入浴で皮膚や呼吸器から体内に取り入れられ、独自の効能を発揮する
医療効果が確認されている温泉(正式には療養泉という)は、主成分がどんな物質であるかによって、大きく9種類に大別されています。これは温泉法で定められた項目。温泉の成分を専門家が分析し、含有量などのデータをもとに分けられます。
体質や症状によってそれに適した温泉も変わってくる。
泉質の特徴と効能を知って、温泉を活用してみよう。
今回は9種類のうち、まず一般的な3種類について説明します。
単純温泉
温泉が25℃以上あっても、含有成分のどれもが規定量に達していない温泉の総称。刺激が少なく、性質もバラエティに富むため、疲労回復、神経痛、不眠症、動脈硬化、高血圧の緩和など幅広い目的で利用されます。全泉質のうち日本では最も多く、意外にも名温と呼ばれる温泉に多い。つまり、個々の成分を多く含んだ温泉がいいとは一概にはいえません。総合的に評価できる、バランス感覚のいい湯泉といえますが、私には少し物足りない温泉です。
単純二酸化炭素泉
溶け込んだ炭酸ガス(二酸化炭素)が細かい気泡になるため“泡の湯”とも呼ばれます。炭酸ガスが皮膚から吸収されると末梢血管が拡張し、血流は改善、血圧は低下しますので、動脈硬化、頸肩腕症候群等に効果があります。ただし、炭酸ガスは泉温が上がると急速に気化・消滅するため、温度の高い日本ではあまり出会えない温泉で“ラムネ湯”とも言われています。じっくり長湯で効果を感じて下さい。
炭酸水素塩泉
重炭酸土類泉と重曹泉の2種類あります。重炭酸土類泉は鎮痛、消炎作用を持ち、アレルギー性疾患、慢性皮膚病、じんましんにいいです。重曹泉はアルカリ性で皮膚の角質を軟化し、皮膚を乳化するので、入浴後の肌がスベスベになることから“美人の湯”ともいわれ、美肌効果が期待される代表的なもの。重曹には石鹸と同じような働きがあり、ただ湯に浸かるだけでも充分な洗浄効果を期待できます。湯上がりの肌は放熱が高まって、清涼感も得られ、飲めば胃酸を中和し、胸焼けを緩和。胆汁の分泌を促し、肝臓・膵臓の働きを助けます。アトピーや皮膚に悩みのある方に最適です。
医療効果が科学的に確認された温泉水=療養泉は1979年に上記9種類が認定されている。
『健康づくりを温泉で』(植田理彦/東京法規出版)などより