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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

12月のレター

 白い息に冬の訪れを感じる師走を迎え、クリスマスのイルミネーションに心が躍る日々を過ごしております。年内にしないといけないことの確認や税制改正の発表を迎える緊張の時季ですが、元気に明るく細菌やウイルスに負けない気持ちを強くもってこの一年を締めくくりたいと願っています。

 さて、木は地植えにすると実をつけるより先に根を張って大きくなろうとするので、鉢植えの方が早く育つと聞き、我が家では果実は鉢で育てており、例外は地植えのレモンです。やはり5年経っても実どころか花もつかず、桃栗3年柿8年とはよく言ったものですが、レモンは一体何年なのでしょうか?

 我が家の優等生は鉢植えの甘夏。柑橘類のほとんどは、秋〜冬〜春頃に収穫時期を迎えます。我が家の甘夏は春には白い小花が満開に咲き誇り、台風や強雨にも負けず夏には何とか二つの実を付け、この11月には緑色の小玉にまで成長し、12月に入りいよいよ黄色へ、そしてオレンジ色へと日々色づいてきています。冬に食べるイメージの強い温州みかんとは品種の違う甘夏、いわゆる「夏みかん」は、名前が夏に収穫するイメージを持たせますが、実は夏みかんの収穫時期は4月中旬から5月下旬ごろで、夏まで出回っています。

 ほかの柑橘類と同じく、実が黄色く色づき始めるのは秋頃ですが、この時期の夏みかんは酸味が強く、とても食べられる状態にありません。ただ、夏みかんは生存本能により自分の実を守ろうとするため、時の経過とともに果実に含まれる酸味成分であるクエン酸を消費します。そのため、色づいても収穫せずにそのまま年を越し、熟成させて酸を抜いてから収穫するのです。このように、旬を迎える春から初夏には減酸して酸度が低下し、おいしい夏みかんが食べられるのですから、植物の性質をうまく利用した昔の人の知恵には感心します。

  我が家の今年の鉢植え果実は、いちじくは数個、サクランボは10個ほど実 って、私を喜ばせてくれました。残念ながら 5 年もかかったいちじくは美味しくなかったのですが、サクランボは小さいけれど美味しかったです。家族全員が一粒ずつ食べましたが、残りの全ては見つけて大喜びした 3 歳児のお腹の中に納まりました。その笑顔が可愛くて、育て甲斐があったと満足しています。

 この3歳児ですが、今年は七五三お祝いに伊勢神宮の内宮にお参りしてきました。やはり、神社に行くならお伊勢様に行き、健やかに大きくなるようお願いしたかったからです。3歳児の着物は、かって祖母が孫のために誂え、その孫からその子へと何代か引き継いだ40年前のものですが、今でも可愛いです。

 私も着物を活用しようと、4年前の自分の振袖をリメイクした服を着てお参りしました。着物って、きちんとお手入れしておけば何十年経っても綺麗で肌触りよく華やかで、とてもいいものですね。日本の伝統ある技術は大したもので、世界で一番美しい民族衣装は着物ではないでしょうか。

 さて、コロナも落ち着いたところで、忘年会や新年会をされる方が多いのではないでしょうか。近年では飲酒量の判断基準として「純アルコール量」が注目されています。純アルコール量は、「飲んだ量(ml)×アルコール度数÷ 100×0.8(アルコールの比重)」で計算することができます。当たり前ですが、同じ量でもアルコール度数が高いウイスキーや焼酎などは純アルコール量が増えます。男性は 40g 以上、女性は 30g 以上で生活習慣病のリスクが高まるとされており、体重や水分量、女性ホルモンとの関係だそうですが、女性は少なくて不公平に思います。楽しく美味しい食事にお酒は欠かせませんが、昔から「酒は飲んでも飲まれるな」と言われておりますので、私を含め皆様、適量にお酒を楽しむことが一番健康に良く、人生が幸せなことと思います♪

 さて、いよいよ令和6年度税制改正大綱が12月中旬に発表されます。これを書いている今は、まだ内容が不明ですので、発表後それらを簡潔にまとめました弊社発行の TM ニュースを是非読んでください。ホームページにも上げますので、誰でもご覧になることができます。私もしっかり大綱を読み込み、年末年始で小冊子をまとめ、年始早々にはセミナーやオンデマンドで情報発信をしなければなりません。弊社のお客様向けには1月27日にホテルイルグランデ梅田にて「令和 6 年度税制改正セミナー」をいち早く行いますので、是非ご参加くださいませ。

 師走は師匠も走り回る多用な季節ですが、冬至やクリスマス、忘年会など楽しい催しもいっぱいあります。久しぶりにお会いする方の笑顔を見つけると、ああ今年もいい年だったなとワクワクする時期です。どうぞ冬の寒さをも楽しみ、イルミネーションや寒風の中凛と咲く花、最後まで楽しませてくれる紅葉などに癒され、明るく元気に新しい年をお迎えくださいませ。今年もありがとうございました。

今月の写真