春から初夏に向けての心地よい風が吹き、草木が青々と茂る気持ちのいい時候になってまいりました。気候の良いこの時期は人混みに出かけず、思いっきり花や緑の自然を楽しみたいものです。ゴールデンウィーク期間は庭に目を向けるとオレンジの大きな花弁のあやめが咲き誇っており、来客の方々に喜んで頂きました。5 月 3 日から 5 日まで、家族の友人たちを順次お招きして、ガーデンでバーべキューパーティーを連日楽しくしていました。その時、庭に目を移すと、満開の花が美しく笑いかけてくれとても嬉しかったです。

　アワビ、サザエ、ホタテ、大あさり、海老、イカ、サーロインステーキ、焼鳥、地鶏の炭焼き、きのこ、野菜、すべて日本の地物を宅配便で注文しましたが、新鮮でおいしかったです。外食やスーパーでは輸入品が多く、なかなか国産品は手に入りません。日にち指定ができるふるさと納税を活用しても、地域の名産品が届き新鮮で美味しいです。家で用意すると下処理に手間がかかりますが、連休でしたのでゆったりした気分で苦にならず準備でき、毎日やっても飽きませんでした。中でも、おいしく超人気があったのが娘手作りの焼きおにぎり。カツオを入れ込んだ小さめの三角お握りに、醤油をスプレーで吹きかけ、何度も裏返しじっくり両面を炭で焼き、表面をパリパリにします。お酒のあてにもピッタリでいくつでも食べられます。美味しかったです(^^♪。

　さて、昨年からあやめの向かい側の花壇に薔薇を植えています。アヤメが終わるころ咲き出す黄色のインフィニティローズと真紅のローズフォーエバーで、いくつもついている蕾が徐々に咲き始めワクワクしています。咲き出すと、香り豊かで一気にガーデンが盛り上がり、幸せな春から初夏を満喫できます。

　バラの樹形には、①つる樹形②半つる性樹形③木立性樹形の３タイプがありますが、育てているバラは誘引する必要がなく支柱などの支えがなくても自立できる木立性樹形で、ブッシュローズとも呼ばれ簡単に地植えできます。

　また、バラの開花周期には、①一季咲き性（一年に１度、５〜６月に咲く）、②四季咲き性（一年を通して繰り返し咲く）、➂返り咲き性（繰り返し咲くこともある）、の３つのタイプがあります。私のバラは四季咲き性で、見頃を迎えるのは主に５〜６月の春と９〜10 月の秋ですから、まさにこれからが見ごろになってくれるはずです。ただ、黒星病にかかることが多く、葉に黒点が現れあっという間に黄変し、丸坊主になってしまうこともあり心配しています。

　さて、令和 3 年 4 月に所有者不明土地等の民事基本法制の改正等が可決され、様々な法律が施行されることになりました。所有者不明土地等が増加していく原因が相続により土地が分散することも大いに関係しているとして、不動産を取得した相続人に対し、その取得を知った日から 3 年以内に相続登記の申請をすることが義務づけられ、令和 6 年 4 月 1 日から施行されます。これはすでに相続が発生し登記しないで放置してある土地も対象とされ、正当な理由のない申請漏れの土地は 10 万円以下の過料の対象となります。

　また、不動産の所有権の登記名義人に対し、住所等の変更日から 2 年以内にその変更登記の申請が義務付けられます。住所変更について正当な理由がないのに申請を怠った場合には 5 万円以下の過料に処されます。日常的に影響のあるこの住所等の変更登記の申請義務化は、まだ施行日が決まっていませんが令和 8 年 4 月 28 日までの間に施行予定となっています。相続により不動産を取得した人や所有者で住所変更をした人は気を付けたいものです。

さらに相続した土地を手放すための制度として、「相続土地国庫帰属法」が創設され、令和 5 年 4 月 27 日から施行されます。相続等により土地の所有権を取得した者が、法務大臣の承認を受けることにより、その土地の所有権を国庫に帰属させることができるというものです。ただし、通常の管理又は処分をするに当たり費用又は労力を要する土地に該当しないなど、一定の要件が設定され、法務大臣がその要件を審査します。審査手数料のほか、土地の性質に応じた標準的な管理費用相当額の 10 年分を負担しなければなりません。簡単に無料で、不要の土地を国に渡す法律ではありませんのでご留意ください。

昼は初夏を思わす陽気に汗ばむこともありますが、朝晩や雨の日はまだまだ冷え込みますので、体調にはくれぐれもご注意ください。体調維持も兼ねてバラの高貴な香りに包まれるため、近くのバラ園に散策などされてはいかがでしょうか。素敵な五月を心地よくお過ごしください。