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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

11月のレター

 木々が鮮やかに彩り始めすっかり秋も深まり、だんだんと冬そして年末に近づいてまいりました。あちらこちらで楽しそうなクリスマスの飾りつけが始まり、サンタさんの気分でワクワクとしてまいります。我が家の庭の木々も色づき始め、シンボルツリーであるヤマボウシの葉は紅葉し実は大きく赤くなりました。冬に青いと書くソヨゴは字のごとく冬でも葉が青いままで小さな赤い実をつけており、緑の中にそっと見える赤のコントラストに目を引かれます。

 このような植物の実は動物や鳥たちの大切なご馳走です。自力で動けない植物は種を果肉にくるんでもらった小さく丈夫なカプセルという形で移動し、子孫繁栄を図ります。種を、鳥や獣に食べてもらい運んでもらうのは、まさに願ったりかなったりです。種自体は砕かれたり消化されぬように固いカプセルで守られ、動物や鳥の消化管もすり抜け糞としてあちこちにばら撒かれます。

 動物は嗅覚が鋭く味にうるさいですが、鳥は色に敏感で実を丸呑みします。熟した実の目立つ香りや色や香りは、発情期の動物の美しさのように、鳥や動物を魅惑的に引き寄せるためのものです。動物目当ての実は香りがよく熟すと落下するのが特徴で、鳥を誘う実は赤や黒など目立つ色で着飾り樹上に長く留まります。鳥は丸呑みするので、鳥の口にはいるような丸い一口サイズを好むようですが、味はそんなに拘りがないようです。

 我が家庭の目立つ赤い色や熟した香りも実に引き寄せられて、ヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、メジロなどが顔を見せます。鳥は飛びながら食べることはできず止まり木に留まって食べますので、観察がしやすいと思いきや、あっという間に啄んで飛び立ちますので、なかなか視界にとらえることはできません。ヤマボウシの実は少しざらっとした見た目とは裏腹にマンゴーやアケビのように甘くておいしいそうで、さぞ鳥たちにも人気があるのかと思いきや、大きすぎるのか食べられることはあまりなく、逆に苦みが強く人が食べられないソヨゴの方がなぜか人気です。鳥の味覚は一体どうなっているのでしょうか。

 冬に見かける鳥には、渡り鳥である「冬鳥」と渡らない鳥「留鳥」がいます。ツグミは冬鳥で茶色、スズメとハトの中間の大きさで胸にボツボツもようがありクィックイッと鳴きます。ムクドリは留鳥で灰色っぽくオレンジ色のくちばし、スズメとハトの中間の大きさで地面にいて、キュルキュル、ジャーと鳴きます。ヒヨドリも留鳥で同じくらいの大きさですが、灰色で木の上にいて、ピィーピィーとよく鳴き尾羽が長いのが特徴です。

 メジロは留鳥でスズメより小さく、うぐいすもちの色で目のまわりに白い輪があり、チーチーと鳴き時々見かけます。一方、ウグイスは冬鳥で秋冬はジャッジャッと鳴くそうですが見かけたことはありません。ただ、早春になると下手な「ホケッキョ」と鳴く声をごくたまに早朝に耳にして、あらいるんだと初めて気づくほど地味な鳥です。野菜や花を食い荒らす、糞をまき散らすと残念なこともありますが、鳥の来る庭はいいなあと、ワクワク楽しんでいます。

 来月いよいよ税制改正大綱が発表されます。所得税の一律減税や給付など、本当に必要な措置なのかなと疑問に思うこともありますが、官邸側としては増税もあるけれど減税もあるとアピールしたいようです。選挙を意識してか、増税基調は後退しているように感じます。退職金課税も今後の検討とされ、1年延期されることになり、退職金をもらう予定の方はホッとされたようです。住宅取得資金贈与の非課税特例は延長されるのか、特例事業承継税制は贈与期間が延長されるのか、非常に興味深い令和6年度税制改正大綱です。

 朝晩と日中の寒暖差が大きく、何を着るのかと悩む日々ですが、阪神タイガースも38年ぶりに見事に日本一に輝き!!とても嬉しく楽しい11月です。虎に負けぬよう、騎虎の勢いでこの季節を楽しみ、旬の味覚で幸せを満喫し輝く星空に見守られて、元気に明るく秋を堪能してお過ごしくださいませ。

今月の写真