晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
あっという間にコロナ禍2年目の師走となりました。緊急事態宣言も明け様々な仕事もリアルに復活し、あちらこちらへ走り回っております。心通い合う方々とワイワイと楽しく賑やかにご一緒できるのをまだ控えなくてはならず、クリスマスのイルミネーションも少し寂しく感じられます。
それでも先月仕事で沖縄へ行くことがあり、2年間の謹慎を解き前乗りして、沖縄に転勤されている方のご案内で、那覇から船に乗り20分で到着するナガンヌ島へ行ってきました。
国立公園に指定された慶良間諸島の間に位置する「チービシ環礁」にある珊瑚から出来ている無人島です。抜けるような青い空、ケラマブルーと呼ばれる透明度の高いエメラルドグリーンの海、浜辺は珊瑚や貝のかけらでできており、他の浜辺とは一味違います。
残念なことに今問題になっている軽石も打ち上げられ自然との調和を乱しており、この深層意識のような自然が元に回復するのか、心配しております。
寒かったのですが、思い切ってシュノーケリングも楽しんだところ、ガイドも出会ったことがないサメにも遭遇することができラッキーでした。夕陽の紅さも素晴らしく、夜はプラネタリウムのような満天の星空に感動し、変わりゆく空と海の素敵な景色の非日常な美しさが日々の疲れを癒してくれ、二日間命の洗濯をしてまいりました。この頃沖縄にも天然温泉ブームが到来したようで、温泉好きの私としては見逃せずしっかり楽しみました。
帰阪して急激に寒くなった夜に、沖縄の空を思い出してウッドデッキに出てみますと比べものにはなりませんが、澄んだ空には月や星が輝いていて嬉しくなりました。この時期は空気が澄んでいて星空観察には適しており、南の空に赤く輝く「オリオン座」のベテルギウス、その左下に見える一番明るい「おおいぬ座」のシリウス、そしてベテルギウスの左にある「こいぬ座」の1等星プロキオン、この3つの星が作る「冬の大三角」をハッキリと見ることができます。ペテルギウスの右下に並ぶ3つの星が見つかれば、オリオン座がすぐに見つかります。やっぱり、冬の大三角形はとても素敵な星座です。
月も明るく輝いており、11月21日の「ほぼ皆既」といわれた部分月食を思い出しました。月が地球の影に入り、地球の大気を通過した赤い光に照らされて赤銅色に光って見えました。月食の時間、私はまだ会社にいましたが、向かいのビルとビルの間からちょうどその赤い月を見ることができました。幸せ!
このほぼ皆既の状態は普通の皆既月食より珍しく89年ぶり、しかも全国で見られるのは140年ぶりであり超ラッキーでした。9月の十五夜、10月の十三夜、11月の部分月食と、この秋はお月さまのパワーをもらって元気を回復しました。
10月の衆議院議員選挙で、今年の税制改正大綱の発表は遅れると思っていたのですが、岸田総理が発破をかけ12月10日に発表されました。皆様が注目されていた相続税と贈与税の一体化は継続案件となり、どのような税制改正がいつ実施されるのかは依然として不明です。ただ、昨年の税制改正大綱と比較すると、書きぶりが少し穏やかになっています。私の個人的な無責任な予想ですが、精算課税制度に一本化するとか、贈与税の基礎控除がなくなるなどといった劇的な改正はされないのではないでしょうか。それでも贈与の節税効果を薄める何らかの税制改正が行われると思われますので、この年末を含めここ数年は、思い切った贈与されることをお勧めします。経営権を所有したまま財産権だけを贈与する方法など、様々な方法がございますので、ご遠慮なくご相談ください。それぞれの方にとって最適な贈与を立案させていただきます。
年の瀬が近づき、何かと慌ただしい日々をお過ごしかと思いますが、今年もこうして一年を過ごすことができた有難さをかみしめ、白や赤、ピンクの艶やかなシクラメンに微笑みかけながら、寒さに負けず元気に明るく、良いお年をお迎えくださいませ。