晶子の徒然草
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
今まで棚積みしていた問題をきちんと片付けて新年を迎えたい師走になりました。あちらこちらで見かける美しいクリスマスツリーやイルミネーションなどで街が華やぎ、寒い中にも一年で最も心浮き立つ夜を迎える12月です。
我が家の庭ではクラリンドウの花が小さな小さなイルミネーションのように、可愛く神秘的に咲いています。2年前にゲストハウスに招き入れた頃は15センチほどの小さな鉢植えで、花が終わった頃に試しに庭に植えてみました。
寒さに弱いため生き残れないかと思っていたのですが、3本のうちの1本が逆境を生き抜き、今では私の背丈に迫るほど成長し、白い花があちらこちらに垂れ下がりとても見応えがあります。わずかな期間であっという間に成長する植物の素直さと逆境に立ち向かうたくましさに感動するとともに、なかなかうまくいかない人の育て方に考え込んでしまいます。
さて、この12月を師走と言いますが、お坊さんや師匠が駆け回るほど忙しい季節との語源からきているようです。ただ、「師走」は「師」が東西に忙しく走り回るという意味だけでなく、「仕事」や「年」が終わるという意味や、日本書紀に12月のことを「シハス」と書かれていて、後から漢字をあてたという様々な説が存在します。いずれにしても、獅子奮迅で物事を納め、来るべき清々しい新しき年を解き迎えるという意味なのですね。
12月中頃には恒例の税制改正大綱が発表されます。今年は非上場株式の納税猶予制度が昨年に続き大きく改正され非常に使いやすくなる予定です。半面、小規模宅地の評価減特例の適用要件の厳格化や年収800万円以上の給与所得者への増税なども予定されており、目が離せません。詳細がわかり次第、皆様にお知らせするとともに、1月26日(金)プロ向け、27日(土)お客様向けに、平成30年度税制改正セミナーを行う予定ですので、是非お越しください。
さて、先月まで続いておりました、「まっとう温泉」の記事に代わりまして、今月より番外編「温泉徒然草」をお送りしたいと思います。
ちょうど今頃のように寒い時期には、温かい温泉が恋しくなるものです。実は日本には3155カ所(環境省平成27年度温泉利用状況より)も温泉地があり、2位はイタリアとされ約200カ所なので世界でダントツのトップです。湯治文化のある日本人が如何に温泉好きなのかがよくわかります。
入浴することで、汗をかく物理効果や、肌に作用する薬理効果など、様々な健康・美容に関する作用が期待できる上、最高にリラックスできるのですから、温泉は日本人の宝物と言えるでしょう。
「物理効果」とはお湯で体が温まると、血管が広がり、汗をかいて体内の不要物の排出を促すものです。ぬるめのお湯(37~40度)に浸かった場合は気持ちを鎮める自律神経「副交感神経」が優位になりリラックスできる温熱効果と、水圧で内臓が刺激を受けマッサージされ足の血液が水圧により心臓に向かって押し上げられることから血液やリンパ液の循環も活発になる水圧効果があります。
「薬理効果」とは「入浴」や「飲用」によって温泉の成分が体に作用する効果のことですが、泉質より効果は異なり入浴の場合、肌の表面に効きやすい泉質と、体の内側に影響を与えやすい泉質があります。なお、飲用の適応症がある泉質でも、各自治体の保健所から飲用許可が出ている温泉でなければ飲むことができないので注意が必要です。
そして日本は温泉大国ですので泉質が10種類もあります。その中から自分の体に合った温泉を探し出すことができれば最高ですね。(EnjoyPass2017Winterより)
来年は人間の良きパートナーである戌年です。皆様方にとって素晴らしい年となりますよう、信頼されるパートナーとして、全力を尽くしたいと存じます。寒い季節を乗りきるために、温泉を活用して心も身体も温め、今年の疲れを癒し、よい年をお迎えください。