晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
北風が冷たく暖かい温もりが恋しい季節になりましたが、寒さに負けずお元気にお過ごしでしょうか。今年の秋以降コロナの反動でしょうか、来日される外国の方々の急増と同様に、全国からセミナーのご依頼が多くあちらこちらへと駆け回る日々を過ごしておりました。主不在にもかかわらず、庭では冬に映える赤いポインセチアや紅白のシクラメンが凛と咲き、枝先で蝶が舞っているに見える白いクラリンドウのふんわりと甘いバニラのような香りに包まれると心地よく笑顔になります。12月にはいるとあちこちで見かける鉢植えのシクラメンやポインセチアはクリスマスフラワーとしてお馴染みですが、花と思っている部分は苞(ほう)と呼ばれる蕾を包むために変化した「葉」です。だからなかなか枯れず、手入れが簡単できれいなままの素敵な植物となっているのです。我が家のガーデンシクラメンは越年し翌年の春に咲く花もあります。
この冬の時期は乾燥し空気が澄んで、空気中の細かなちりや分子に邪魔されず光が地表に届くため、光溢れる都心ではないマイガーデンや帰宅途中の夜空を見上げると冬の大三角形などの様々な星を見つけることができます。このちりには黄砂やたばこの煙に含まれる粒子、工場などで発生する化学物質などが含まれおり、ちりの中には水蒸気によって膨らむものがあり、乾燥した冬と湿気の多い夏とではその大きさが2倍ほど変わるそうです。光はちりとぶつかると吸収されたり散乱されて進めなくなり、地上に届きにくくなります。湿気が多い夏はちりが大きく光とぶつかりやすいのですが、空気が乾燥する冬はちりが小さいためぶつかりにくく、星の光が届きやすく星が見えやすいのです。
このように夏と冬では星の見えやすさが異なるほか、太平洋側・日本海側という場所の違いでも異なります。冬には日本の西側から冷たい風が吹き高気圧を作り、東側ではしばしば低気圧が発生するため、西から東に向かって冷たい季節風が吹き日本海側に大雪をもたらした後、雨や雪を落とした乾燥した寒気が太平洋側へ冷たく乾いた風を吹き下ろします。このため、日本海側よりも太平洋側の空気が乾燥し、星が見えやすくなるのです。星が1年で最もよく見える季節、寒さ対策は万全にして、星空観察をされてみてはいかがでしょうか。
与党が衆議院において過半数割れとなり、税制改正の概要が固まらず、大綱の発表が1週間遅れることになり、皆様に最新情報をお届けすることができません。国民民主党との政策協議により、103万円の壁は改正されるようですが、この壁は所得税等にかかるものであり、働き控えはこれより社会保険の壁のほうが大きいと思います。社会保険の「106万円の壁」とは、従業員基準51人以上の企業で週20時間以上、月額賃金8.8万円以上、学生でないといった要件を満たすと、社会保険に加入する必要があるというものです。ところが、2025年度の制度改正で、企業規模要件と賃金要件は撤廃され、週20時間以上働くと、全ての人が社会保険に加入しなければならない予定です。となると103万円の壁を廃止しても、配偶者には配偶者特別控除がありますので減税の効果は薄く、学生の扶養控除が使えるというだけの結果になる可能性が高く、配偶者の働き控えは少なくならないのでは?実効性は?それより課税最低限が上がるのですから、税金を払わない人や減税額が増え税収が大きく不足することになり、その財源はどうなるのやら。次世代に財源負担を残すことになりかねないかと、かえって心配になります。今後の動向に注意したいものです。。
なお、寝る間を惜しんで書き上げました、聡美弁護士との共著「みんなが納得!家族で考える財産承継」が11月に発刊されました。家族で話し合う完全会話形式として書き上げましたので、読みやすくわかりやすくなっております。家族でもなかなか話しにくい財産承継について話し合うきっかけになればいいなと思って頑張りましたので、ご一読いただければ幸いです。
いよいよ新年へのカウントダウンが始まりました。何事も楽しんですることが大切だと思い、新年の準備も笑顔でルンルンとこなしてまいります。おせち料理も今年も頑張ります。皆様も楽しんで準備をされて、明るく元気に新しい年をお迎えくださいませ。今年も本当にありがとうございました。