晶子の徒然草
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
あけましておめでとうございます。昨年中は皆様に大変お世話になり、有難うございました。新年を迎え、より一層皆様のお役に立てればとても嬉しく存じます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
私にとっては昨年も波瀾万丈の一年でしたが、皆様はいかがでしたでしょうか。
私の今年の初参りは、1月1日に自宅の傍の沢良宜神社で天照大御神にお詣りし、1月5日に大阪本社の皆と共に大阪天満宮で、1月10日には東京支店の皆と神田明神で、私たちの大事な方々と弊社の社員一同の開運と招福を祈願してまいりました。その時に気が付いたのですが、私の厄は昨年で後厄を終えていたのです。あまりにもいろいろな出来事があったので、そんなことに気が付きもしなかったのですが、自分にとっては長い長いトンネルであったのですが、もうすぐ出口があると思うと、新年そうそうとても嬉しかったです。
さらに帰阪して堀川恵比寿に皆で詣でてまいりました。関西人にとって、1月10日はとても大事な商売繁盛の十日戎(商売繁盛の神様である恵比寿様)の日であり、何と私の誕生日でもあります。その付近に心通いあう方々にお祝いいただき、物には到底置き換えられない温かい励ましを感じ、この日に生まれてよかったなと心から感謝しております。せめて支えてくださる方々にとって、商売繁盛の日に生を受けた福娘として少しでも心温かな存在となれ、口幅ったいですが福をお運びすることができたらと、心から「皆様に幸あれ!」と願っています。
昨年は秋からの冷え込みが幾分かましであったのでしょうか。我が家のイロハモミジも11月半ばになるまでなかなか色付かず、反対に年末近くまで綺麗に紅葉が続いてくれました。その紅葉を彩りに今年も何とかお節料理を仕上げることができました。
お正月には欠かせないお節料理ですが、始まりは弥生時代までさかのぼります。日本人が弥生時代に稲作をはじめ、米を食べるようになると自然の恵みに感謝する習慣が生まれ、ことあるごとに神様に感謝する行事を行うようになったそうです。そしてその頃、中国から季節の変わり目を「節(せち)」または「節日(せちにち)」とした暦が伝わり、日本人はこの日に合わせて料理を作るようになりました。これが「節供(せちく・せっく)料理」と呼ばれてお節料理の始まりと考えられています。奈良、平安時代には「節会(せちえ)」という宮中行事でしたが、江戸時代に「御節供」の習慣が庶民に広がり、1年で1番重要でおめでたい節日の正月に作る料理を「お節料理」と言うようになりました。そして明治時代以降、「福を重ねる」「めでたさを重ねる」という意味を込めて重箱に詰めているそうです。
それでは、平成30年の坪多家のお節料理のおしながきをご紹介したいと思います。
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壱の重
- 数の子
- 栗きんとん
- いくら
- 紅白レモンなます
- 水いか明太子和え
- 酢蓮根
- 平目の昆布酢〆
- 鯛の昆布〆
- たたきごぼう
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弐の重
- 紅白宇部かまぼこ
- サーモンきぬた巻
- 甲いか塩焼
- あわびの旨煮
- たこの柔煮
- 笹ふまんじゅう
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参の重
- 牛肉しぐれ煮
- どんこ法蓮草炒め
- 若鶏の塩麹焼
- 鶏肉の照焼
- 鶏肉照焼き
- ごぼうの甘辛煮
- ぶりの照焼
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与の重
- 出巻卵
- 天然車海老塩焼
- 竹の子京煮
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五の重
- 椎茸の旨煮
- 金時人参の花煮
- 蓮根の煮〆
- 里芋の旨煮
- 手づくり蒟蒻ピリ辛煮
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坪多家特製つきたて小餅
今年は秋から原材料に気合を入れ、全て国産のもの、できれば養殖でなく天然のものを使いたいと、ふるさと納税をはじめ、いろいろな地域から材料を探し求めてみました。だしは利尻昆布と枕崎の鰹節で採り、有明海のアワビや蛸、大分のヒラメや水イカ、天然車エビ、茨城のレンコン、福井の里芋や蒟蒻、卵は山陰の放し飼いの鶏卵、料理の腕ではなく、これらの日本古来の本物の材料のおかげさまで、美味しい五段お節ができて嬉しかったです。今年は最後の平成の年を祈念して、30種類にしてみました。
いよいよ、税制改正大綱が発表され、今月から国会で審議され、3月には可決、4月から施行の予定です。平成30年度税制改正では高額所得者(といっても850万円~1000万円以上の方が想定されています。)に増税の波が押し寄せます。1月26日(金)には近畿のプロの方を、1月27日(土)には近畿のお客様を、1月28日(日)には関東の方を、自社セミナーにお招きして、皆様にどのような影響を与えるかをしっかりお伝えします。また、個別に賢く激流の時代を乗り切っていただけるよう、全力でサポートいたします。
新たに生まれ変わった気持ちで、今年も皆様とともに感謝を込めて毎日を過ごし、実りある一年になるよう全力を尽くしたいと存じます。どうぞ引き続き、元気に明るくご一緒くださいませ。本年も何卒宜しくお願い致します。
(今月の「温泉徒然草」は新年のご挨拶のためお休みをさせていただきました。来月には再登場いたしますのでどうぞご期待下さい)