晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
キラキラと輝く太陽の熱射が燦燦と降り注ぎ、朝はあれだけ元気に鳴いて早 朝から私をたたき起こす厄介者のセミも、あまりの暑さに日中は鳴かずに休養 するほどです。暑さを痛感させる太陽ですが、我が家の野菜たちを美味しく育 ててくれています。きゅうり 2 苗、なす 1 苗、カラーピーマン 3 苗、ミニトマ ト 2 苗とほんの些細な家庭菜園ですが、カラーピーマン以外は育ち、無農薬で 安心な食材として我が家の食卓をおいしく彩ってくれています。
生で食べることが多いきゅうりですが、少し成長しすぎて大味になったと疑 わしきものにつき、いつもと違うこんな食べ方をしてみました。豚肉をごま油 で炒め、ピーラーで縞模様に皮をむき乱切りにしたきゅうりとしょうゆ、酒、 生姜を加え、中火で炒め全体に味が馴染んだら完成です。きゅうりを炒めると いつも違う食感なうえ、生姜とごま油の香りが食欲をそそり美味しいです。暑 くて食欲がわかないときでもすぐに調理できますので、一度お試しください。
いったん熟しだすと次から次へと元気に実を付けてくれるのがミニトマト。 サラダの横に添えてそのまま食べるのもよいですが、私はさっぱりとしたマリ ネがお気に入りです。レモンを漬け込んだオリーブオイル、レモン果汁、二杯 酢、塩コショウを混ぜ合わせます。そこに半分に切ったトマトを入れて冷蔵庫 で冷やしておけば出来上がりです。酢だけでなくレモン果汁を加えることで酸 味が抑えられ、さっぱりと食べやすくなり、作り置きもできます。そのままで 前菜に、オニオンスライスや生ハム、スモークサーモンを添えると豪華で立派 な1品になります。どちらも簡単ですので、紳士の皆様も巣ごもりの家族孝行 の一つとして、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。
昨年初めて日本の伝統行事に、1 歳の誕生日を迎える「初誕生」に「一升餅」 を担がせ、「選び取り」をする儀式があることを知りました。私は子の初誕生 にした記憶がなく、姉に聞いても同様でした。京都の風習ではあまり聞いたこ とがなく、どのように広まったのかよくわかりません。この頃の親御さんはこ の行事をする方が多く、我が家にも 1 歳の誕生日を迎えるニューメンバーがい るため、当社の社員に指導を仰ぎいろいろ調べながら、先月実施してみました。
一升餅とは、一般的には子供の 1 歳の誕生日をお祝いするときに使用する「一 升のもち米から作られた丸餅」のことを言います。一升餅自体は、お正月や家 を建てる時の上棟式など、お祝い事に多く用いられ、丸い形状を三種の神器の ひとつ「八咫鏡」に見立てて「鏡餅」とも呼ばれます。お正月や上棟式などで は「鏡餅」、一歳の誕生日を祝う時のみ「一升餅」という呼び方をするそうで、 鏡餅と一升餅が実は同じものを指していることも初めて知りました。
一升餅は一升のもち米を使って作るおもちで、「一升」と「一生」とが掛か っており、丸くて平たいという形状も含め、「一生食べ物に困らないように」 「一生健やかでありますように」「一生円満で過ごせるように」といった願い が込められています。1 歳を迎える赤ちゃんに丸餅を背負わせるのが一般的と はいえ、今までに体験したことのない約 2kg の重さに、1 歳児は泣きだして座 り込んでしまいました。ただ、背負えなくても立てなくても問題はなく、立ち 上がれたら「身を立てられる」、座り込んだら「家を継いでくれる」、転んだ ら「厄落としができた」と言われ、どうなっても縁起が良いとされています。
一升餅儀式の後は「選び取り」を始めます。アイテムを並べたりカゴに入れ たりして、子どもが選び取ったもので将来どんな人になるかを占う儀式のこと で、私達は実物ではなく選び取りのアイテムが描かれたカードを用いました。 選び取りに用いるアイテムは 12 種類、そろばん・辞書・筆・鉛筆・お財布・ス プーン・定規・はさみ・お酒・電話・楽器・ボール・風船などで、それぞれ意 味があります。我が家のニューフェイスが最初に選んだのは筆のカード(残念 ながらお酒ではありませんでした)、「文筆家になる」「画家になる」「学者に なる」といった意味があるそうです。将来どのように成長するやら、、、、
暑さに加え緊急事態宣言等で心身ともにお疲れかと思いますが、花や野菜、 元気料理に励まされ、自然の涼を取り入れ、明るく元気にお過ごしくださいま せ。