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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

7月のレター

 植物に恵みの雨をもたらしてくれる梅雨の時期、皆様お元気にお過ごしでしょうか。我が家の庭では、この慈雨のおかげで、今までで一番盛大にカサブランカ(百合)が花開いてくれました!我が家は友達のゆりさんに因んで、多数のユリの球根を何年にもわたり育てています。今までで最高に花数が多く10輪全てが開花し、身長は180センチくらいと、今後こんなに盛大に咲き誇るユリを育てることはできないのではないかと思いました。早速会社に持ってきて受付に飾りましたが、大きくてとても甘い香りがフロアー中に漂い、スタッフも来客の皆様もその艶やかさに驚き、喜んでくれました。また来年も大きなユリが咲いてくれると嬉しいのですが、植物の成長は天の配剤ですので、どうなることやら。もし来年も同様に咲いてくれたら、ご報告させていただきます。

 さて、7月7日は七夕で天の川が思い浮かびますが、天の川は実は条件さえあえば1年中みることができるそうです。日本の暦はもともと旧暦から作られており、旧暦の七夕が天の川が最も見やすい時期となっており、今の8月中旬から下旬になります。新暦では七夕はまだ梅雨が終わっていないことが多く、織姫と彦星はほとんどあえなくなり残念な七夕となることが多いようです。

 8月後半に見やすくなるのは天の川が太陽から比較的離れているからです。20~23時頃、南の方角にベガ・アルタイル・デネブで構成する夏の大三角形を探すと、その三点を覆うようにひっそりと天の川が流れています。しかし天の川は星座になるような星に比べるととても暗いため街明かりがあると見えず、月明りでさえも妨げになるので、新月に近い日に主要都市から離れたできるだけ暗い場所がビューポイントになるようです。自宅で天の川を眺めながらゆっくりと過ごすのは難しそうですが、たまに出張や旅行で九州や日本海側に行き、海辺や山の上で夜空を眺めると、びっくりするような星群と天の川の迫力に圧倒されてしまいます。

 そんな天の川伝説ですが、日本では織姫と彦星のお話となっていますが、国によって様々な話があり、そのうちのひとつであるギリシャ神話には思わず笑ってしまいます。ギリシャ神話の最高神・ゼウスはご存じのように非常に好色な神様でヘラという妻がいるにもかかわらず、浮気相手である人間の女性アルクメネとの間に、のちに英雄に成長するヘラクレスという子を授かりました。しかしヘラクレスは人間との間に生まれたためこのままではいずれ死を迎えることになります。ゼウスはヘラクレスを他の神々と同じく不死身にしようと、飲んだ者の肉体を不死身に変える力があるヘラの母乳をこっそり飲ませようと、ヘラが眠っている間にヘラクレスに母乳を飲ませようとしたところ、目を覚ましたヘラが驚いて赤ん坊を払いのけたのです。その際に飛び散ったヘラの母乳が天の川になったとされ、ラテン語で「Via Lactea」(ミルクの道)と呼ばれ、このラテン語が、英語の「ミルキーウェイ milky way」の語源となっています。古代神話の発想は非常に人間味があり、笑ったり感心させられたり驚いたりということが多く面白いです。現代に生きる私達は発達した科学でなぞ解きをしてしまいますので、ロマン性が薄くなってしまい意外性を楽しめないですね。

 さて、7月に路線価が発表され、景気もポストコロナの時代となり地価も上昇してきたようです。特に都心部の観光地の地価が上昇しているほか、利便性の高い郊外の住宅地の地価も堅調に推移しています。まさに二極分化がどんどん進行し、人気のある地域、好立地の地域の地価は上昇傾向、人口が減少する地域、交通の便の悪い地域の地価はさらに減少していくと思われます。

 また、マンションの相続税評価額の見直しについての有識者会議の論議が進み、いよいよパブリックコメントを経て、年内には通達が発遣され令和6年1月1日以後の相続・贈与から適用されるようです。国税庁の情報によると、区分所有による居住用マンションに対して乖離率をかけ時価相当額に引き直したうえで60%を掛けるという計算式が案として提出されています。最後にはどのような通達になるか未確定ですが、国税庁としては時価の60%相当額は妥当であると考えていることがわかり一安心しています。また、詳細が決まりましたら、順次お伝えしてまいります。

今月の写真 梅雨が明ければ眩しい輝く夏がやってきます。今年はいよいよコロナ前のようにお祭りなども開催され、楽しい日常が少しずつ戻ってきます。お祭りや花火といった夏ならではの楽しくはじける行事を楽しみながら、暑さに負けず、元気に明るくお過ごしくださいませ。