晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
いよいよ夏本番!暑いうえ庭のセミも早朝から騒々しく、この時期を元気よく過ごすためには、今日も楽しく!という朝の気持ちの切り替えが重要です。
休日に所用で出かけた奥津で暑さにめげず元気に朝の散歩をしている最中、突然右太ももの裏側に激痛が走り、目の前を黒と黄色の蜂が通り過ぎていき刺されたのがわかりました。生まれて初めての経験で腫れがどんどん広がり、毒が回る心配と激痛で倒れそうでしたが、何とか旅館に戻り支配人に注射器みたいなポイズンリムーバーで毒抜きをしてもらいました。3分以内が効果的と言われましたが5分以上は経過しており心配していましたが、全力で毒抜きをしてくださった結果、しばらくして腫れが治まり、その後は流水で流して傷口にステロイドを塗りシップで冷やして安静。お陰様で、痛みは3時間ほど、翌日には傷口が痛い程度にまで回復しました。これからの夏の散歩には黒い服は着ない、周りに注意して静かに歩く、虫よけスプレーを事前にしておく等と考えていますが、ポイズンリムーバーを常備するかどうかは検討中です。
この経験で緊急事態にも対処できるようになり、これからの行動にも活かせれば、自身と周りの人のお役に立てる事になり痛い経験も無駄ではないですよね。
これにもめげず、父母などの眠る親族のお墓参りに暑い京都へ行き、帰りに鴨川の河川敷を歩いていますと、白サギが舞い降りてきました。多くの人が訪れる鴨川で人に慣れているせいか、あまりに近くに来たので驚きましたが、ご先祖様がサギになって会いに来てくれたのかなぁとちょっと嬉しくなりました。
さて先日、ギラギラ眩しい太陽の光が届かない深海にいる生物について、魚大好き5歳児と共にこんな勉強をしました。実は1000メートルくらいまではわずかに光が届き「トワイライト(夕暮れ)ゾーン」と呼ばれており、そんな深海には光を出す生物が沢山棲んでいるそうです。薄暗い深海では栄養が少なく泥も巻き上がらないため、透明度が高く水が澄んでいます。海藻や岩陰といた隠れる場所もないため、そんな場所で光っては天敵に見つかりやすくなるのではと不思議だったのですが、敢えておなかを光らせることにより下から体がくっきりと見えないようにしているのだそうです。
光ることで体が周りの光に溶け込み影が目立ちにくくなる仕組みは「カウンターイルミネーション」と呼ばれ、サメやホタルイカなどもこの仕組みをもっています。ただ光ればいいという訳ではなく、例えばハダカイワシの仲間は、周囲の光の色に合わせて浅い場所では緑色、深い場所では青色と数千個の光る器官によって光の色を変えることができます。天敵から身を守るだけでなく、光を使って仲間とコミュニケーションを図ることができ、ヒカリキンメダイは目の下の光を出す器官を点滅させて群れを作り、チョウチンアンコウは頭の上にある突起を光らせて獲物をおびき寄せます。逆に敵から逃げる手段として、ギンオビイカやウミホタルは光る液体を出して目眩しをするなど、深海は謎の多い場所で、その95%が未解明と言われています。こうした謎を知る事はとても面白く、どんな事でもわからないと諦めることなく地道な努力を繰り返し、不明点や解決方法を解明できれば私達の未来も明るいのではないでしょうか。
夏の日差しは熱中症や日焼けが心配ですが、日光は幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの放出を増加させ自律神経の安定につながります。蜂に刺されぬよう(二度目は意識障害に陥ることもあるから要注意!)、無理せぬ範囲で毎日、朝日や夕日を少し浴びて元気に明るく夏を乗り切ってくださいませ。