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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

11月のレター

 今年も残すところあと2ヶ月となりました。11月8日には、月が地球の影にすっぽりと入る『皆既月食』が起こりました。なんと今回は、皆既中に天王星が月に隠れる『天王星食』も同時に起こり、皆既月食と惑星が月に隠れる惑星食が同時に起こるのは442年ぶりです。次回は322年後にしか日本では観られない天体ショー、欠けていき赤くなっていく月をいつまでも見上げていました。

 我に返ると急に冬の気配を強く感じ、庭を見やると繫殖力が強く香り豊かなスペアミント、白い斑がかかったお洒落なパイナップルミント、小さな葉っぱが可愛らしいストロベリーミントの3種類もそろそろ終わりを迎えています。グラスに氷を入れてレモンを絞り、ラムを注ぎ一度よく混ぜて炭酸水を入れ、最後にミントをいっぱい入れ軽く混ぜた「モヒート」もどきを、夏にはよく作りました。香りもそれぞれ豊かで、とても爽やかで人気者のカクテルでした。

 その他に、小さな葉っぱがたくさんついていて可愛らしいハーブ、タイムもよく使います。肉や魚料理に利用でき、魚との相性が抜群です。タイムを使った我が家の定番料理は、タイやイサキをオリーブオイルやにんにくでソテーし、白ワインやトマト、あさり、水などで煮込んだ「アクアパッツァ」です。深いフライパンなどで炒めて煮るだけの超お手軽で色鮮やかな料理で、タイムの香りが魚介の味を引き立てます。豪華なご馳走に見えるところがポイントです。

 ローズマリーは手入れを怠っている間にすっかり大きくなり低木化して、料理に使うには葉を一枚一枚枝から切り取らなくてはならず手間がかかるようになったため、枝ごと切って寝室や洗面所の花瓶に挿して香りを楽しんでいます。中でも香り豊かに使えるのが、ローズマリー風呂です。枝ごと洗いゴミが出ないよう洗濯ネットに入れ浴槽に浮かべておくと、あらあら湯色がローズマリー色になり、浴室全体に天然の香気が漂いリラックスできます。香りも色も長持ちし、市販の入浴剤とは異なり天然の自然が満喫できます。

 今年は夏の野菜の収穫が不作であったため、験直しに夏の終わりにブロッコリーを植えてみました。ブロッコリーの蕾の部分を私達は食しますが、ふと庭を見ているとやってきた鳥が蕾にとまって葉をついばんでいるのでびっくりしました。蕾がちょうど止まり木になり、鳥にとっては最高の食卓になっているのです。なるほど鳥は葉っぱの部分を食べるのか、トマトなどは実をついばまれてダメになるけど葉っぱならいいか、と楽しく眺めていました。

 いよいよ令和5年度税制改正の検討内容が巷で喧伝されるようになってまいりました。やはり注目事項は相続税と贈与税の一体化の動向でしょう。税制審議会では、相続時精算課税制度と一本化するとか、暦年課税による贈与については10年から15年前まで遡るべきであるとの過激な意見もあったようです。しかし、精算課税のみになると歴年課税の基礎控除額が無くなる、贈与の時効が7年なのにそれ以上遡るには資料収集が困難であるなど、課税当局としては実務に非常な煩雑さがあり実現するには課題が多すぎます。今のままの相続税の計算方式であるならば、贈与加算の年数を相続開始前5年から7年の間に延長するしかないのではと思われます。最新情報を入手次第お知らせします。

 さて、弊社も税理士法人化して満10年、10周年を迎えることができました。これも偏に皆様の温かいご支援の賜物です。感謝を込めて、来年1月28日に10周年記念税制改正セミナーを開催いたします。その時に、この相続税と贈与税の一体化や10周年記念新刊書についてお話しできればと存じます。

 今月の最新情報スクラップを送付いたします。同封のTMニュース576 号の「2022年基準地価発表」を読んで頂き、日本の地価の流れを少しでもご理解いただければと存じます。都心部の交通の便の良い住宅地やマンション用地は値上がりが続いており、この基準地価が固定資産税の課税価格に反映され固定資産税と連動していきます。ますます、地価の二極化に拍車がかかっています。

 いよいよ紅葉が楽しみな季節の到来になってまいりました。朝晩の寒暖差が色づきを鮮やかにするといわれており、それなら寒さも大事だなと思えます。街でも落葉が私達を楽しませてくれますので、暦の上では冬を迎えていますが、家に閉じこもることなく温かく元気に秋を満喫してくださいませ。

今月の写真