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晶子の徒然草

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

7月のレター

 梅雨も明け本格的な夏の到来となりましたが、皆様の充電状態は明るく輝く太陽のように完了しておりますでしょうか?7月22日は母の命日で、亡くなった親の代わりとなってくださってご支援くださっている私の大事なお客様が暑さに負けないか、本気で案じています。そこで今回は、曇り空から青空へ切り替わり、ワクワクするような夏をエネルギッシュに過ごして頂くためのお話をさせていただきます。

 7月には言わずと知れた土用の丑の日に鰻を食べる習慣があります。土用は八十八夜でも少し触れましたが、二十四節気以外に季節の変化の目安とする日本特有の雑節の1つです。期間を表す言葉で、つまり、約18日間の『土用』の期間のうち、12日周期で割り当てられている十二支の『丑の日』が『土用丑の日』なのです。2018年の日にちは、7月20日(金)8月1日(水)です。

 その由来の一つが平賀源内による発案と言われています。江戸時代、鰻屋が鰻が売れずに困っていることを相談したところ、「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」 という源内の発案が功を奏し、その鰻屋は大繁盛になったというものです。ちなみにヒットした背景には、当時は「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」という風習があったのです。本来鰻の旬は冬のため、以前は夏に鰻はあまり売れなかったそうですが、この販促活動が成功し、旬ではない“夏”という時期に鰻を食べる風習を根付かせたという説が有名です。さすがアイデアマンの平賀源内です。

 この時期はちょうど季節の変わり目で体調を崩しやすく、食欲の落ちる夏に痩せてしまうことから鰻を食べて栄養をとるという考えもあるようです。鰻にはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれており夏バテ防止に効果的です。私は何といっても、鰻巻きが大好きです。

 そして元気に過ごす秘訣の一つは、一日の終わりにたしなむ日本酒です。先日、日本酒についてもっと詳しく知る機会があり、日本酒の持つ素晴らしい効能を聞いてからは、さらに心置きなく飲めるようになり幸せですが、2合までと釘を刺されました。たくさんの効能がありますので、皆様に「健康的な日本酒との付き合い方」を今回より少しずつご紹介させていただきます。

 日本酒は古くから麹を用いた発酵飲料として広く愛されてきました。酒類の中で醸造酒である日本酒(清酒)には糖分、有機酸、アミノ酸、ビタミンなど100種類以上の栄養素が含まれ、とりわけ身体に有益なアミノ酸が豊富です。

 アミノ酸は3大栄養素の1つで、たんぱく質の構成素として筋肉・臓器への利用や栄養価を高める他、様々な生理機能を担っており、体内で合成できない必須アミノ酸が日本酒にはバランスよく含まれているそうです。

 また、日本酒の甘味を引き出すアミノ酸は脳内で神経伝達物質として働き、胃液や膵液を分泌させて食欲を増進させます。ちょうど今頃のような暑い日が続く時には胃腸の機能が低下し食欲が落ちますが、そんな時でも乾杯の日本酒で胃液の分泌を促進し、食欲がわいて美味しく食事がいただけるとのことです。まさに我が意を得たとはこのことでしょうか。食欲がないときの日本酒は魔法の誘い水のようです。また、食事の合いの間にも日本酒を胃に入れることによって胃壁が厚く丈夫になるそうです。

 他にも、運動する場合に脂質代謝が高まると、アミノ酸の分解が進みます。また、ダイエットや糖尿病などの脂質代謝が高まる場合にもアミノ酸分解量が増加する可能性が高いので、生活習慣病の防止のためにも普段から十分なアミノ酸やたんぱく質を摂取しておくことがよいそうです。そんな大切なアミノ酸を豊富に含む日本酒だからこそ、他のお酒にはない効果と甘味成分による心地よい食欲増進効果で明日への英気が養われます。暑い今の時期(寒い時期もそうですが)にぴったりな日本酒は、私の元気の秘密の一つだと言えます。(秋田大学名誉教授 滝澤行雄医学博士の「1日2合日本酒いきいき健康法」より)

 気温と湿度が高く、体力を消耗しがちな時期ではありますが、美味しい日本酒や「う」のつく食べ物でパワーチャージをして、暑さに負けない夏をお過ごし下さいませ。

7月