晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
7月に入り本格的な夏が到来しておりますが、暑さに負けず元気にお過ごしでしょうか。先日開催いたしましたセミナーの会場に庭で咲きました濃いピンクと薄いピンクのユリを飾らせて頂いたところ、華やかで優雅な甘い香りを感じますとお客様に褒めてもらい嬉しかったです。1年かけて育て1週間で終わるユリですが、この季節を彩ってくれとても満足です。また、庭のミニトマトが赤い実をつけはじめ真っ赤になると、5歳児が喜んで口へ放り込んで嬉しそうに食べている姿を見ているとこちらも笑顔になります。思い通りにならぬ現実とは異なり、植物は世話をすればそれなりに応えてくれ、花が咲いた!実がついた!という達成感をきちんと感じることができ楽しいです。
さて、夏と言えばお祭りですが、日本三大祭りの一つである祇園祭が7月1日から31日に渡って行われ、コンチキチン♪の祇園囃子が夏の京都に響き渡ります。祖先が京都の私は、この御囃子を聞くと夏が始まった!と思う同時に、厳しくも包容力のあった父の思い出と重なり特別な郷愁を感じます。祇園祭は約1,100年前、平安時代前期の869年に京で疫病が流行した際、広大な庭園だった神泉苑(中京区)に当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、八坂神社の神輿を迎えて災厄が取り除かれるよう祈った御霊会(ごりょうえ)が始まりとされています。時代が進み、街に漂う悪いものを浄化するために氏子(地域の住民)が鉾を持ち、街中を巡回するようになったのが山鉾巡行の原型といわれています。
祇園祭のメインは、7月17日の前祭(さきまつり)と7月24日の後祭(あとまつり)で行われる山鉾巡行です。前祭の山鉾巡行では、動く美術館ともいわれる豪華絢爛な23基の山鉾が京の街を巡行し、「長刀鉾(なぎなたほこ)」に乗る神の使者とされる稚児が、四条麩屋町に張られた注連縄を太刀で切り落すことにより、神域への結界が解かれ山鉾が神域に進むことができるとされています。少しずつ形を変えながらも千年以上続けられてきたこの神事は間近で見ると圧巻ですが、今では観光客や外国の方が多数集まり、その人蒸れと最近の灼熱化のため、ゆっくりと近くで見ることは困難となってしまい、私や家族の足も遠のきつつあるのが少し残念です。
万博を記念して、日本の守り神「ブルーインパルス」が大阪の空を飛んでくれました。12日土曜日は茨木の自宅上を飛び去るのを見ることができ、13日日曜日はお客様を訪問しているときに窓越しにはっきり目で追いかけることができました。高層マンションの高層階の角部屋で、角の両面全面がガラスとなっており、まるで映画でも見ているようでした。お話し中なのに目に入った瞬間、ブルーインパルスが飛んでいますと、窓際に走り寄り夢中で写真を撮っていました。お客様には笑って許してもらいましたが、かっこよかったです。
最近は課税当局の処分について不服申し立てをする、裁判を起こす納税者も増えてきており、それに対する判決や裁決が税金実務に大きな影響を及ぼしています。相続税の評価においては不動産や非上場株式の評価は時価ですべきであるという「総則6項」問題もその一つです。また、同族会社への貸付金にはきちんとした金利をとらなければならないという裁決事例や、贈与税の排斥期間経過(時効の成立)後においても相続時精算課税による贈与財産は相続財産に加算されるという資産課税課情報など、注意すべき実務問題が目白押しです。きちんと研究し対応して皆様のお役に立つよう全力を尽くします。
梅雨が明けて日差しがギラギラと照り付け、野菜も花もぐんぐん成長する時期です。人は幾つになっても成長できることを、皆様から教えて頂いておりますので、これからも暑さに負けず元気に日々成長していきたいと思います。
私も撮りましたが岸田先生から頂いた写真がとても素晴らしかったので使わせて頂きました!