晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
今年も残すところあと2か月となり、日ごとに寒さを肌に感じる頃となりました。駆け足でやってくる冬の準備は万端でしょうか。コロナ禍で何かと忙しく過ごすうちに疲れを感じやすくなったら、秋の味覚で作った『薩摩芋ときのこの炊込み御飯』を作って召し上がってみてはいかがでしょうか。薩摩芋には食物繊維、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれており、特にいも類に含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくく、じっくり加熱することで甘みが増します。入れていただきたいキノコは先ずはしめじです。「香りまつたけ、味しめじ」と言われるように旨味が強いことが特長で、野菜や果物からの摂取が難しい、疲労回復に効果的なビタミンD群が豊富です。その他にもひらたけ、エリンギなどをいれてキノコ満載にします。そこに、滋養強壮に効果があり漢方薬にも使用されてきた銀杏を加えると、栄養満点になる上に彩りもとても鮮やかな炊込み御飯が出来上がり食欲も増すと思います。炊き込みご飯は米を炊くときに材料と調味料を一緒に入れるだけの手間いらず、普段はお料理を任せきりの男性の方々にもチャレンジして頂き、ぜひ味覚の秋を家族で楽しんで頂きたい一品です。
霜月から師走にかけ、我が家の庭では大きく成長した『クラリンドウ』が見ごろを迎えます。クラリンドウはシソ科の常緑低木で、最近は苗や小さな鉢植えが売られているのを見かけますが、まだまだ目新しい植物です。クラリンドウは4㎝ほどの白い蝶のような花が集まった花序になり、垂れ下がっていきます。このクラリンドウは15cmの小さな鉢植えを購入したのですが、花が終わった後、期待せずに庭に植え替えたら、びっくりするほど根付きました。毎年、花序の長さは30㎝にもなり樹高は1m以上に伸び、満開時には艶やかな花姿を見せてくれ幸せな気分になります。また、夜にはバニラのような甘い香りがすることからグレープバニラと呼ばれることもあり、花の香りに誘われて夜の庭に出てみれば白く浮かび上がる蝶のような美しい姿にうっとりします。
クラリンドウは非常に強い植物で、私は毎年冬の終わりにバサッと30センチになるまで剪定して切り落としてしまいますが、そのたびに春から新芽が生まれ大きく育ち、再び1メートル以上に成長するのです。もし葉が全部落ちて枯れてしまったように見えてもまた新しい芽がでますので、枯れ木のような様子でもあせらずに待ってあげてくださいね。
クラリンドウの花言葉は『大きな希望』。その由来は長く特徴的なおしべとめしべの形が希望を表し、よく蝶に例えられるその花姿から羽ばたく様子をイメージさせることから付けられました。前向きで素敵な花ことばを持つこのお花はまだ珍しい種類のお花ですので、お庭や鉢で育てていただくと、とても素敵な冬が迎えられると思います。世の中はコロナ禍の時代からWITHコロナの時代に入ってまいりました。感染予防に十分気を配りながらも、やるべきことに取り組んでいかなければなりません。また、人と人とのリアルなコミュニケーションや、一緒に笑って食べて飲んでというふれあいや時間の共有は、私にとってはとても大切です。これらの時間を共有しながら、困った方や悩んでおられる方のそばにそっと寄り添い、信頼頂ける人間でありたいと願っています。
アメリカの大統領選挙も終わり世界が新時代に向かおうとしています。分断の時代から共生の時代に軸足を変え、皆が一つになりこの時代を乗り切っていかなければなりません。その一つの重要な要素である令和3年度の税制改正がいよいよ俎上に上ってまいりました。様々な要望も私の所属する団体であるTKC全国会から提案し、実現している制度や検討されている施策もあります。事前に税制改正の情報をきちんと分析し、皆様にどのような影響があるかを考慮したうえで、今年すべきことを早急にお知らせしたいと思っています。そして大綱をその道のプロたちと検討し、いち早く情報を皆様にお届けしますので、待っていてくださいませ。
色づいた葉が木枯らしで舞い落ちてできた鮮やかな絨毯を楽しみつつ、追々寒さに向かう日々、体調を維持して元気よくお過ごし下さいませ。