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晶子レター

代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。

6月のレター

 今年はいつもより日中に暑くなるのが早く、まだ身体が暑さに慣れていないにもかかわらず気温がぐんぐんと上がっていき、体調管理が大変です。ユリや紫陽花、常緑ヤマボウシなどの花たちも例年と比べると早く咲き始めています。久しぶりの休日に、自宅から見える星をよく知りたいと思い、近くのプラネタリウムに行ってまいりましたが、その特別展示は天文気象で話題の金星でした。金星は地球のすぐ内側を回っている地球に最も近い惑星であり、遠いときと近いときで地球からの距離が大きく違うため、大きさや形が変化して月のように満ち欠けを起こす星です。直径は地球の0.95倍、重さは地球の0.82倍と、大きさ・重さとも、地球とよく似ており、その内部構造も地球とほぼ同じであると考えられています。金星は、日の出前や日没後まもなく、地平線の低い位置にとても明るい白い光彩として見え、私たちの空で最も明るいマイナス4等級の惑星であり、夜空では月に次いで2番目に明るい自然天体です。地球からは太陽の近くに見えるので夜中には見えず、夕方か夜明けの空に輝きます。地球から見て太陽の左側にあるときは「宵の明星」、太陽の右側にあるときは「明けの明星」として見え、早い帰宅時の西空に白く輝く星がまさに金星です。

 2026年2月から8月にかけて金星は夕方の空に見え、しだいに観測しやすくなっていきます。8月15日には東方最大離角となり、夕方の空で太陽から最も離れて見えるようになります。この金星が6月初旬に、ふたご座の明るい双子星であるカストルとポルックスに大接近するのです。この双子星は日没後西の地平線の低い位置で輝き、最も明るい惑星である金星、そして明るい木星が続いて接近して、4つの天体が薄明の空に緩やかな線を作り輝きます。この美しい接近は、2026年のおすすめ天文現象のひとつにも選ばれています。夕方にふたご座の双子星と金星を発見して嬉しくなり、真夜中のひと時にウッドデッキで純米大吟醸酒のグラスを片手に南東から南西の夜空を見上げて、北斗七星を頼りに、アークトゥルス(うしかい座)・スピカ(おとめ座)・レグルス(しし座)からなる春の大三角形を探し出すことができました。夜更かしをしてゆっくり輝く星を眺められる平和な日本っていいですよね~!

 さて、政府と与野党による社会保障国民会議の実務者会議は5月20日に、「給付付き税額控除」の制度設計に関する「議論の整理」を公表しました。制度の導入目的として、①中低所得の現役勤労者の負担を軽減し手取りを増加させる、②年収の壁などによる働き控えを緩和し就労促進を図ることを掲げています。導入時には税額控除(減税)は組み合わせず、所得と連動させた給付に一本化し、支援対象は税や社会保険料の負担感が強い「中低所得の勤労世代」とすることが明記されており、支援額は給与所得など勤労性の所得に応じて変動させるとしています。低年収帯では所得が増えれば支援額が増加する一方、一定所得を超えると減少に転じ、最終的にゼロとするイメージですが、把握が難しい金融所得や資産を勘案することは、将来的な課題と位置付けられています。恒久財源を確保するメドで支援額を設定し、赤字国債には頼らない方針も示されており、支援単位は世帯でなく「個人」を原則にするとしています。

 税額控除を組み合わせると制度が複雑となり事務負担が重くなるため、早期に制度を導入するにはまず給付のみで開始するとしていますが、私には金融資産や資産も考慮しない給付では、単にバラマキになるように思えます。働く高齢者や子育て世帯への支援、社会保障制度の改正、税額控除との組み合わせ、金融所得と資産の把握等と合わせて、将来を見据えて実施してほしいものです。

 早くも台風が襲来し、梅雨もやってきました。夏本番となる前の植物にとっての初夏の慈雨は私たちにとっても大切な水資源となります。そう考えてこのしっとりとした時期も楽しんで、明るく楽しく夏をお迎えくださいませ。

今月の写真