晶子レター
代表が最新情報をお伝えすると共に、毎日に全力を尽くす意味合いや
季節の移ろいなどの想いを月1回配信しています。
爽やかな風と青空に青々とした新緑が映える、気持ちの良い季節になりました。朝晩の寒暖差が激しく、日中は汗ばむ陽気になったり夜は冷え込んだりと着る服に困ってしまいます。来月になれば暑くなって太陽燦燦の夏になってしまい、大好きな春の時期が短くなるのではと懸念しています。ただ、5月になると太陽の光を浴びてバラやオレンジアヤメ、芍薬らが生き生きと咲き誇り、紫陽花やユリなどがこれから咲くためのパワーを充電中で緑の葉を青々と茂らせつぼみが芽吹いています。やはり花たちにとって、5月は最高の時期です。
花見酒にはキンと冷やした純米大吟醸がお似合いで、この美味しい日本酒が絶えることなく沢山の人に広まるといいなあと思っています。ユネスコの無形文化遺産に登録された「伝統的酒造り」ですが、酒蔵を取り巻く環境は厳しく、販売量は1970年の4分の1まで落ち込み、この50年で約2000の酒造が廃業して約1500蔵まで減少しました。お酒を飲まない若人も増えている中、新商品やサービスを広げたい事業者とそれに共感し応援購入する生活者をつなぐMakuake(マクアケ)というクラウディングプロジェクトでは日本酒の人気が高まっており、累計700件、累計応援購入総額8億円、累計サポーター数は8万人を超えています。インフラとして資金を提供し様々な新商品の開発を支援するプロジェクト、全国の酒蔵が能登半島地震により甚大な被害を受けた酒蔵と共同で日本酒を作り、被災蔵の銘柄の流通を止めない仕組みを実現させ再建を支援しているプロジェクト等もあります。このような様々な仕組みで日本酒ファンが増え、美味しい日本酒が将来へと続いていけばと願っています。
もう一つお酒にまつわる衝撃的な話があります。地元の誇りである蔵を絶やさないという強い信念で、数々の困難な蔵を再生させてこられた日本酒キャピタルの社長であった田中文吾さんが4月2日に再生途上の蔵内(もろみタンクの中)で亡くなられたことを知り、びっくりしました。田中社長は49歳という若さで単なる経営者としてだけでなく、現場に入り自ら汗を流して酒蔵の再生に取り組んでおられました。その情熱の結晶であるお酒(秋田の大納川、岐阜の平和錦酒造等)を追悼の意を込めて味わいながら供養させて頂きました。日本酒は日本人の原点であると再認識し、大切に味わう意義を感じています。
いよいよ、令和9年度の税制改正で、取引相場のない株式の評価方法の見直しが行われることになります。現行の評価方法(財産評価基本通達)には実態と評価額が大きく離してしまう歪みがあり、それを突いた過度な節税対策が横行しているため、評価方法を適正化する狙いがあります。会計検査院の報告によりますと、類似業種比準価額の中央値が純資産価額の27.2%となり、評価方式の間で1株当たり評価額に相当の乖離が生じていると指摘されています。
そこでまずは「類似業種比準方式」の計算式の見直しとして、利益や配当を意図的に抑え評価を下げすぎる手法を封じるため、参照指標のウェイトや計算式が見直される見通しです。また、会社が「大会社」と判定されるほど、上場企業の株価に連動する計算式を使え評価額に4倍の差が生じることもあるとして、会社規模の判定基準が厳格化され、従業員数や売上高だけで判定するのではなく、より実態に近い基準を重視するよう調整される可能性があります。さらに、不動産持株会社などへの対策として会社に不動産を持たせて評価を下げる手法についても、個人の貸付用不動産の評価見直しの流れと同様に、時価との乖離を埋める調整が入る可能性があります。令和10年1月1日からの株式評価方法の変更を前提に、今後の自社株式承継の対策を考える必要があります。
1年で最高の花便りの庭を眺めながら、青い空のもと日本人であることの幸せを感じています。これから梅雨の時期まで段々と気温が上がりますが、花や美酒美食を楽しみながら、明るく元気にお過ごしくださいませ。





















